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北海道で電気代を見直したいと考えている方にとって、2025年は大きな転換期となっています。

10月から北海道電力の料金が実質値上げされたことを受け、新電力への切り替えを検討する家庭が急増中です。

でも、「どの電力会社を選べばいいの?」「本当に安くなるの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。

北海道は冬の暖房需要が全国でもトップクラスに高く、電気代が家計を圧迫しがちなエリア。

だからこそ、ライフスタイルに合った電力会社選びが重要なんです。

この記事では、北海道の電力事情を踏まえながら、おすすめの電力会社10選と失敗しない選び方を徹底解説していきます。

北海道の電力事情と料金の特徴

北海道エリアの電力事情を理解することは、最適な電力会社を選ぶ第一歩です。

全国の中でも独特な特徴を持つ北海道の電力市場について、まずは基礎知識を押さえておきましょう。

基準となる北海道電力(地域電力会社)の料金体系

北海道電力の従量電灯Bは、多くの一般家庭が契約している標準的なプランです。

2025年10月の改定により、基本料金と電力量料金がともに値上げされました。

30Aの場合、基本料金は1,207円80銭から1,254円00銭に、電力量料金は120kWhまでが35円69銭/kWh、120kWhを超え280kWhまでが41円98銭/kWh、280kWh超過分が45円70銭/kWhとなっています。

標準家庭(30A・230kWh/月)で計算すると、月額約9,500円前後という水準で、これは全国的に見てもかなり高い部類に入ります。

燃料費調整額も月々変動しますが、2025年10月時点では政府の電気・ガス料金支援により2円/kWhの値引きが適用されている状況です。

エリア特有の事情

北海道は日本で最も寒冷な地域であり、冬場の暖房需要が電気代に大きく影響します。

11月から3月にかけては電気使用量が夏場の1.5倍以上になる家庭も珍しくありません。

オール電化住宅の普及率も比較的高く、エコキュートや蓄熱暖房機を使用している世帯では月間500kWh以上の電気を使うケースもあります。

また、北海道は本州と比べて送電網が独立しているため、電力の融通が限定的で、燃料価格の影響を受けやすいという構造的な課題も抱えています。

さらに、広大な土地に人口が分散しているため、送電コストが高くなりがちなのも料金が高止まりする要因のひとつです。

こうした地域特性を考えると、単純に単価が安いプランを選ぶだけでなく、使用量や時間帯に応じた最適化が重要になってきます。

電気代を比較する際に押さえるポイント

電力会社を比較する際は、基本料金と電力量料金の両方をチェックすることが大切です。

基本料金が0円のプランは一見魅力的ですが、電力量料金が割高な場合もあるので要注意です

また、燃料費調整額の仕組みも会社によって異なります。

従来型の上限ありと上限なしでは、燃料価格高騰時に大きな差が出ることも。

市場連動型プランは30分ごとに電力量料金が変動するため、電気を使う時間帯を工夫できる人には大幅な節約が可能ですが、使い方次第では逆に高くなるリスクもあります。

さらに、解約金や最低利用期間の有無、支払い方法(クレジットカード・口座振替)、ポイント還元やセット割の内容なども総合的に判断しましょう。

年間で計算すると、ベストな選択で3万円以上の節約になるケースもあるので、しっかり比較する価値は十分にあります。

北海道エリアでおすすめの電力会社10選

それでは、北海道エリアで契約できるおすすめの電力会社を10社ご紹介します。

それぞれの特徴や料金体系、メリットを詳しく見ていきましょう。

オクトパスエナジー

おすすめポイント
  • 実質再生可能エネルギー100%でCO2排出ゼロの環境配慮型プラン
  • 北海道電力より年間約3万円以上の節約が期待できる料金設定
  • 解約金0円でいつでも安心して切り替え可能

オクトパスエナジーは、英国発の新電力として世界8カ国で720万件以上の契約を持つグローバル企業です。

日本市場にも本格参入し、環境にやさしい電気を手頃な価格で提供することで注目を集めています。

グリーンオクトパスプランでは、実質再生可能エネルギー100%の電気を使いながら、北海道電力の従量電灯Bと比較して月額1,000円以上、年間では3万円を超える節約も可能です。

特に電気使用量が多い世帯ほどメリットが大きく、4人家族で月400kWh使用する場合は年間約3万5千円もお得になる試算も。

基本料金は30Aで1,226円、電力量料金は使用量に応じて3段階になっており、280kWh超過分でも北電より安価です。

また、オール電化向けのプランも用意されているので、蓄熱暖房やエコキュートを使っている家庭にもおすすめ。

カスタマーサポートの評判も良く、問い合わせへの対応が丁寧だと口コミでも高評価を得ています。

会社名オクトパスエナジー株式会社
供給エリア北海道電力エリア全域
料金タイプ(固定/時間帯/市場連動)固定(グリーンオクトパス)
時間帯別(オール電化オクトパス)
基本料金(月)30A:1,226円
40A:1,635円
50A:2,044円
60A:2,453円
電力量単価(※段階/時間帯/連動)〜120kWh:33.18円
121〜280kWh:39.23円
281kWh〜:42.98円(グリーンオクトパス)
燃料費調整あり(上限なし)
再エネ賦課金あり(全国一律)
オール電化適合あり(オール電化オクトパス)
セット割/ポイントなし
解約金/縛り解約金0円/契約期間の縛りなし
支払い方法クレジットカード
再エネオプション/電源構成実質再生可能エネルギー100%(非化石証書使用)
申込方法Web申込のみ
キャンペーン(条件)不定期で実施(公式サイト要確認)
※価格は税込

シン・エナジー

おすすめポイント
  • ライフスタイルに合わせた3つのプランから選べる柔軟性
  • 昼・夜の生活フィットプランで時間帯別の節約が可能
  • JALマイルが貯まる特典あり(200円で1マイル)

シン・エナジーは兵庫県に本社を置く新電力会社で、全国11万件以上の契約実績を持つ信頼性の高い事業者です。

最大の特徴は、生活パターンに応じて選べる3つのプラン構成。

「きほんプラン」は従量電灯Bタイプのシンプルなプランで、一人暮らしや二人世帯におすすめです。

「昼生活フィットプラン」は平日の昼間(9時〜16時)と休日の日中(8時〜22時)が割安になるため、在宅ワークやペット・小さい子どもがいて日中もエアコンを使う家庭に最適です。

「夜生活フィットプラン」は平日の夜間(23時〜翌6時)と休日の夜間(22時〜翌8時)が安くなるので、共働き世帯にぴったり。

2025年8月には北海道エリアで料金の値下げも実施され、競争力のある価格設定になっています。

きほんプランの電力量料金は120kWhまで25.18円、280kWh超過分でも30.98円と、北海道電力より大幅に安い単価です。

また、JALマイレージバンク会員なら電気料金200円につき1マイルが貯まる特典もあり、マイルを貯めている方には二重でお得に。

マイページも使いやすく、プラン変更もWeb上で簡単に行えるのも魅力ですね。

会社名シン・エナジー株式会社
供給エリア北海道電力エリア全域
料金タイプ(固定/時間帯/市場連動)固定・時間帯別
基本料金(月)30A:1,092円
40A:1,466円
50A:1,840円
60A:2,214円
電力量単価(※段階/時間帯/連動)きほんプラン
〜120kWh:25.18円
120〜280kWh:29.08円
280kWh〜:30.98円
燃料費調整あり(上限なし)
※容量拠出金0.64円/kWh含む
再エネ賦課金あり(全国一律)
オール電化適合なし
セット割/ポイントJALマイル(200円で1マイル)
解約金/縛り解約金0円/契約期間の縛りなし
支払い方法クレジットカード・口座振替
再エネオプション/電源構成FIT電気を含む
申込方法Web申込
キャンペーン(条件)不定期実施(過去に3,000円割引キャンペーンあり)
※価格は税込

おてがるでんき

おてがるでんきのロゴ
おすすめポイント
  • 基本料金0円で使った分だけ支払うシンプルな料金体系
  • 市場連動型で30分ごとに料金が変動、工夫次第で大幅節約
  • おてがる光とのセット割で電気代が1.2%OFF

おてがるでんきは、基本料金0円という分かりやすい料金プランが特徴の新電力です。

ファミリーMプラン(従量電灯B相当)の電力量料金は北海道エリアで35.44円/kWh、ワークMプラン(従量電灯C相当)は37.44円/kWhの一律単価となっています。

市場連動型を採用しているため、30分ごとに電力量料金が変動する仕組みです。

JEPXのエリアプライスが安い時間帯に集中して電気を使えば、平均データの試算で2人暮らしなら年間2万円以上の節約も可能。

逆に言えば、使う時間帯を意識しないと高くなるリスクもあるので、アプリで料金をチェックしながら使える方に向いています。

基本料金がゼロなので、一人暮らしや電気使用量が少ない月がある別荘・セカンドハウスなどにもメリットが大きいですね。

また、エクスゲートが提供する光回線「おてがる光」とセットで契約すると、電気代が1.2%割引になる特典もあります。

解約金も0円で縛りもないため、市場連動型プランを試してみたい方の入門編としてもおすすめです。

会社名株式会社エクスゲート(おてがるでんき)
供給エリア北海道電力エリア全域
料金タイプ(固定/時間帯/市場連動)市場連動型
基本料金(月)0円
電力量単価(※段階/時間帯/連動)ファミリーM:35.44円/kWh(一律)
ワークM:37.44円/kWh(一律)
※30分ごとに変動
燃料費調整なし(電源調達調整費として料金に含まれる)
再エネ賦課金あり(全国一律)
オール電化適合なし
セット割/ポイントおてがる光セット割1.2%OFF
解約金/縛り解約金0円/契約期間の縛りなし
支払い方法クレジットカード・口座振替
再エネオプション/電源構成市場調達電源
申込方法Web申込
キャンペーン(条件)不定期実施
※価格は税込

Looopでんき

おすすめポイント
  • 30分ごとの電源料金変動を活用した賢い節約が可能
  • 専用アプリで電気代予測・でんき予報が確認できる
  • 再生可能エネルギー活用を推進する環境配慮企業

Looopでんきは、基本料金0円の市場連動型プランの先駆けとして知られる新電力会社です。

東日本大震災の被災地支援から始まった企業理念のもと、再生可能エネルギーの普及に力を入れています。

2025年4月からは「スマートタイムONE」にサービスを一新し、30分ごとに変動する電源料金と固定の託送料金を組み合わせた透明性の高い料金体系を採用。

北海道エリアでは基本料金が1kWあたり約276円の実量制契約となり、電源料金は市場価格に連動して変動します。

平均的な使用パターンであれば、北海道電力と比べて年間3万円前後の節約も見込めるとの試算も。

特に魅力的なのが専用アプリの機能で、翌日の電源料金予測(でんき予報)や月間の電気代予測を確認でき、安い時間帯を狙って洗濯機や食洗機を回すなど、ゲーム感覚で節約に取り組めます。

省エネコミュニケーションランキング制度でも最高評価の星5を獲得しており、ユーザーの使い方次第では大幅な節約を実現できる仕組みです。

ただし、市場価格が高騰する時期には料金が上がるリスクもあるため、こまめにアプリをチェックできる方に向いています。

会社名株式会社Looop
供給エリア北海道電力エリア全域
料金タイプ(固定/時間帯/市場連動)市場連動型
基本料金(月)実量制1kWあたり約276円(※契約容量により変動)
電力量単価(※段階/時間帯/連動)電源料金(30分ごとに変動)+託送料金(固定)
燃料費調整なし(電源料金に含まれる)
再エネ賦課金あり(全国一律)
オール電化適合あり
セット割/ポイントなし
解約金/縛り解約金0円/契約期間の縛りなし
支払い方法クレジットカード
再エネオプション/電源構成市場調達電源(再エネ由来電気を積極活用)
申込方法Web申込
キャンペーン(条件)不定期実施
※価格は税込

idemitsuでんき

おすすめポイント
  • ガソリン・軽油が2円/L割引になるカーオプション
  • EVオーナーは月200円割引のEVプランあり
  • 大手石油会社の安定した経営基盤で安心

idemitsuでんきは、出光興産グループが提供する新電力サービスで、ガソリンスタンドを利用する方には特にメリットが大きい電力会社です。

最大の特徴は、Sプランに「カーオプション」を付帯すると、出光SSまたはapollostationでのガソリン・軽油給油が2円/L割引になること。

月間上限100Lまで適用されるので、車をよく使う北海道の方には嬉しい特典です。

電気自動車オーナー向けには「EVプラン」もあり、月額200円の割引が受けられます。

北海道エリアのSプランの料金は、基本料金が30Aで約1,092円、電力量料金は120kWhまで約33円、280kWh超過分で約43円という設定。

北海道電力と比べると、使用量が多い家庭ほどお得になる料金体系です。

2025年11月には託送料金改定に伴う価格見直しが予定されていますが、それでも競争力のある水準を維持する見込みです。

燃料費調整額は上限なしのタイプなので、燃料価格の動向には注意が必要ですが、大手石油会社という信頼性の高さも安心材料のひとつです。

会社名出光興産株式会社
供給エリア北海道電力エリア全域
料金タイプ(固定/時間帯/市場連動)固定
基本料金(月)30A:約1,092円
40A:約1,456円
50A:約1,820円
60A:約2,184円
電力量単価(※段階/時間帯/連動)Sプラン
〜120kWh:約33円
120〜280kWh:約40円
280kWh〜:約43円
燃料費調整あり(上限なし)
再エネ賦課金あり(全国一律)
オール電化適合なし
セット割/ポイントカーオプション
ガソリン・軽油2円/L割引(月100Lまで)
EVプラン:月200円割引
解約金/縛り解約金0円/契約期間の縛りなし
支払い方法クレジットカード・口座振替
再エネオプション/電源構成FIT電気を含む
申込方法Web申込
キャンペーン(条件)不定期実施
※価格は税込

ENEOSでんき

おすすめポイント
  • 2年契約の「にねんとく2割」で電力量料金がさらに割引
  • Vポイントやdポイントなど提携ポイントが貯まる
  • ENEOSカード支払いでガソリン代がさらにお得に

ENEOSでんきは、JXTGエネルギーが運営する新電力で、全国で70万件を超える豊富な契約実績を誇ります。

北海道エリアのVプランは、基本料金が30Aで約1,207円、電力量料金は120kWhまで35.17円、280kWh超過分で42.52円という設定です。

北海道電力の従量電灯Bと比べると、電力量料金が若干安く設定されており、使用量が多い家庭ほどメリットが出やすい料金体系になっています。

さらに「にねんとく2割」という2年契約のオプションを付けると、1〜2年目は電力量料金が1kWhあたり0.20円、3年目以降は0.30円割引になるので、長期利用を考えている方にはお得です。

ポイント面でも充実しており、Vポイント(旧 Tポイント)は200円で1ポイント、dポイント、楽天ポイント、ANAマイル、エポスポイントなど、複数の提携ポイントから選んで貯めることができます。

また、ENEOSカードで電気料金を支払うと、ガソリン・軽油・灯油代がさらに割引になる特典もあるため、車をよく使う方やホームタンクで灯油を購入している北海道の家庭には二重のメリットがあります。

2025年12月には託送料金改定による価格見直しが予定されていますが、大手石油元売りの安定した供給体制は安心感がありますね。

会社名ENEOS株式会社
供給エリア北海道電力エリア全域
料金タイプ固定/時間帯/市場連動)固定
基本料金(月)30A:約1,207円
40A:約1,610円
50A:約2,013円
60A:約2,415円
電力量単価(※段階/時間帯/連動)Vプラン
〜120kWh:35.17円
120〜280kWh:40.13円
280kWh〜:42.52円
燃料費調整あり(上限なし)
再エネ賦課金あり(全国一律)
オール電化適合なし
セット割/ポイントVポイント・dポイント・楽天ポイント等(200円で1P)、ENEOSカード割引
解約金/縛りにねんとく2割:更新月以外の解約で1,100円
通常プラン:解約金0円
支払い方法クレジットカード・口座振替
再エネオプション/電源構成FIT電気を含む
申込方法Web申込
キャンペーン(条件)不定期実施
※価格は税込

エネワンでんき

おすすめポイント
  • 基本料金が北海道電力より約40%安い設定
  • LPガスとのセット割で電気代がさらに月100円割引
  • 食べとくエコプランでお米や地域特産品がもらえる

エネワンでんきは、サイサン(ガス事業者)が展開する新電力サービスで、ガスと電気のセット利用でメリットが大きくなるのが特徴です。

北海道エリアの「エネワンスタンダード」プランは、基本料金が30Aで1,086円と、北海道電力の1,254円と比べて168円も安く設定されています。

電力量料金は120kWhまで30.21円、280kWh超過分で32.60円となっており、基本料金の安さが全体のコストダウンにつながっています。

特にLPガスを使っている家庭なら、エネワンでんきとのセット契約で電気代が毎月100円割引になる「セット割」が適用され、年間で1,200円の追加節約が可能です。

また、ユニークなのが「食べとくエコプラン」という選択肢で、こちらは基本料金が若干高めに設定されている代わりに、年に1回お米や地域の特産品が届くというもの。

電気代の節約だけでなく、ちょっとした楽しみも欲しいという方には面白いプランですね。

ただし、電力使用量が少ない一人暮らしの場合は、基本料金0円の会社と比べるとメリットが薄くなるケースもあるので、自分の使用量をしっかり確認してから選ぶことをおすすめします。

北海道でLPガスを使っている家庭なら、検討する価値は十分にある電力会社です。

会社名株式会社サイサン(エネワンでんき)
供給エリア北海道電力エリア全域
料金タイプ(固定/時間帯/市場連動)固定
基本料金(月)30A:1,086円
40A:1,448円
50A:1,810円
60A:2,172円
電力量単価(※段階/時間帯/連動)〜120kWh:30.21円
120〜280kWh:32.60円
280kWh〜:32.60円
燃料費調整あり(北海道電力と同額)
再エネ賦課金あり(全国一律)
オール電化適合なし
セット割/ポイントLPガスセット割:月100円割引
解約金/縛り解約金0円/契約期間の縛りなし
支払い方法クレジットカード・口座振替
再エネオプション/電源構成FIT電気を含む
申込方法Web申込
キャンペーン(条件)不定期実施
※価格は税込

北海道ガス

北海道ガスの電気ロゴ
おすすめポイント
  • 都市ガスとのセット割で電力量料金が3%割引
  • 地域密着型の安心感と手厚いサポート体制
  • 基本料金最大3か月無料キャンペーン実施中(2025年12月まで)

北海道ガスは、道内で都市ガスを提供する地域密着型のエネルギー事業者で、ガスと電気をまとめることで割引が受けられるのが最大の魅力です。

「従量電灯Bメイト」プランは、北海道ガスの都市ガスを契約している方向けで、電力量料金が北海道電力より約3%安く設定されています。

基本料金は30Aで402円と北電と同額ですが、電力量料金は120kWhまで34.29円、280kWh超過分で44.00円と、全体的に割安です。

都市ガスを使っている家庭なら、請求をひとつにまとめられる便利さもありますし、何かあったときに同じ窓口で対応してもらえる安心感は大きいですね。

また、2025年8月27日から12月23日までの期間限定で、基本料金が最大3か月無料になるキャンペーンも実施中です。

30A契約なら最大3,762円、60A契約なら最大7,524円の割引になるので、この機会に切り替えを検討する価値はあります。

札幌市や主要都市で都市ガスを使っている方には、地元企業という信頼性とコスト削減の両方を実現できる選択肢です。

ただし、都市ガスエリア外の方やLPガス利用者は対象外となるプランもあるので、事前に確認が必要です。

会社名北海道ガス株式会社
供給エリア北海道電力エリア全域
料金タイプ(固定/時間帯/市場連動)固定
基本料金(月)30A:402円
40A:536円
50A:670円
60A:804円
電力量単価(※段階/時間帯/連動)従量電灯Bメイト
〜120kWh:34.29円
120〜280kWh:40.71円
280kWh〜:44.00円
燃料費調整あり(北海道電力と同じ算定方法)
再エネ賦課金あり(全国一律)
オール電化適合なし
セット割/ポイント都市ガスセット割:電力量料金3%OFF
解約金/縛り解約金0円/契約期間の縛りなし
支払い方法クレジットカード・口座振替
再エネオプション/電源構成FIT電気を含む
申込方法Web申込・電話・店舗
キャンペーン(条件)基本料金最大3か月無料(2025年8月27日〜12月23日)
※価格は税込

楽天でんき

楽天でんき
おすすめポイント
  • 基本料金0円で使った分だけのシンプル料金
  • 楽天ポイントが電気代に使える・貯まる
  • 楽天経済圏のユーザーに最適な選択肢

楽天でんきは、楽天グループが提供する新電力で、基本料金0円のシンプルな料金体系と楽天ポイントとの連携が特徴です。

北海道エリアのプランSは、電力量料金が一律43.00円/kWhとなっており、他社と比べるとやや高めの単価設定ですが、基本料金がかからない分、一人暮らしや電気使用量が少ない家庭では有利になるケースもあります。

最大のメリットは楽天ポイントとの連携で、電気代200円につき1ポイントが貯まり、貯まったポイントを電気代の支払いに充てることもできます。

楽天カードで支払えばカード利用分のポイントも二重取りできるので、楽天市場や楽天サービスをよく使う「楽天経済圏」のユーザーには魅力的です。

また、市場価格調整額という仕組みを採用しており、JEPXの市場価格に応じて毎月調整額が変動します。

市場価格が安定している時期は割安になりますが、高騰時にはその分料金が上がるリスクもあるため、注意が必要です。

契約期間の縛りも解約金もないので、楽天ユーザーなら一度試してみるのも良いでしょう。

ただし、冬場の暖房需要が高い北海道では、使用量が多い家庭は他社のほうがトータルで安くなる可能性もあるので、シミュレーションをしっかり行うことをおすすめします。

会社名楽天エナジー株式会社
供給エリア北海道電力エリア全域
料金タイプ(固定/時間帯/市場連動)市場連動型
基本料金(月)0円
電力量単価(※段階/時間帯/連動)プランS:43.00円/kWh(一律)+市場価格調整額
燃料費調整なし(市場価格調整額として別途加減算)
再エネ賦課金あり(全国一律)
オール電化適合なし
セット割/ポイント楽天ポイント(200円で1P)、ポイント払い可
解約金/縛り解約金0円/契約期間の縛りなし
支払い方法クレジットカード・楽天ポイント
再エネオプション/電源構成市場調達電源
申込方法Web申込(楽天IDが必要)
キャンペーン(条件)不定期実施(楽天ポイント付与など)
※価格は税込

エバーグリーン

EverGreenのロゴ
おすすめポイント
  • CO2フリープランで環境に配慮した電気が選べる
  • 市場連動型で価格変動を活用した節約が可能
  • 電源調達調整費の仕組みで料金の透明性が高い

エバーグリーン・リテイリングは、イーレックスグループの新電力会社で、環境配慮型のプランを提供しているのが特徴です。

北海道エリアでは「従量電灯B 北海道エリア(CO2フリー)」というプランがあり、実質的にCO2排出量ゼロの電気を使うことができます。

環境問題に関心がある方や、企業のSDGs活動の一環として脱炭素化を進めたい事業者にも選ばれています。

料金体系は市場連動型を採用しており、JEPXのエリアプライスに応じて電源調達調整費が変動します。

市場価格が安い時期には電気代も下がり、高い時期には上がるという仕組みなので、使い方次第で節約できる可能性があります。

基本料金は北海道電力と同水準ですが、電力量料金の変動幅が大きいため、こまめにチェックできる方向けのプランといえます。

また、エバーグリーンは再生可能エネルギーの活用に力を入れており、バイオマス発電所などを保有している点も安心材料のひとつ。

料金の透明性も高く、電源調達調整単価は毎月公式サイトで公開されています。

環境への配慮とコストのバランスを取りたい方には検討する価値のある選択肢です。

会社名エバーグリーン・リテイリング株式会社
供給エリア北海道電力エリア全域
料金タイプ(固定/時間帯/市場連動)市場連動型
基本料金(月)30A:約1,208円
40A:約1,610円
50A:約2,013円
60A:約2,416円
電力量単価(※段階/時間帯/連動)基本単価+電源調達調整単価(市場価格により変動)
燃料費調整なし(電源調達調整費として別途加減算)
再エネ賦課金あり(全国一律)
オール電化適合なし
セット割/ポイントなし
解約金/縛り解約金0円/契約期間の縛りなし
支払い方法クレジットカード・口座振替
再エネオプション/電源構成CO2フリープランあり(非化石証書使用)
申込方法Web申込
キャンペーン(条件)不定期実施
※価格は税込

世帯タイプ別おすすめの選び方

電力会社選びは、世帯人数や生活スタイルによって最適な選択肢が変わってきます。

ここでは、世帯タイプ別におすすめの電力会社を紹介します。

一人暮らし向け

一人暮らしの場合、月間の電気使用量は150〜200kWh程度が平均的です。

日中は仕事や学校で不在にすることが多く、夜間と休日に集中して電気を使うパターンが一般的でしょう。

このような使い方であれば、基本料金0円のプランがコスト面で有利になります。

おてがるでんきやLooopでんきなら、使わない日があっても基本料金がかからないので無駄がありません。

ただし、市場連動型は電気を使う時間帯をある程度調整できる方向けなので、帰宅時間が不規則な方や、時間を気にせず使いたい方は、シン・エナジーのきほんプランのように単価が固定されているプランのほうが安心です。

電気使用量が少ない月は特に基本料金の有無が大きく影響するので、年間を通してトータルで計算してみることをおすすめします。

また、楽天ユーザーなら楽天でんきでポイントを活用するのも賢い選択です。

2〜3人世帯向け

2〜3人世帯では、月間250〜350kWh程度の電気を使うケースが多く、この使用量帯では電力量料金の単価差が節約額に直結します。

共働き夫婦なら、シン・エナジーの夜生活フィットプランやENEOSでんきのVプランがおすすめ。

夜間や休日に集中して家事をする生活パターンなら、時間帯別の割引が効いてきます。

また、車を使う機会が多い家庭であれば、idemitsuでんきやENEOSでんきのガソリン割引特典を活用すると、電気代とガソリン代の両方で節約できます

都市ガスを使っているなら北海道ガスのセット割も有力な選択肢です。

このゾーンでは、北海道電力と比べて年間2万円以上の節約が見込める会社も多いので、料金シミュレーションを複数社で比較してみましょう。

4人以上・オール電化向け

4人以上のファミリー世帯や、オール電化住宅では月間400kWh以上、冬場は700kWh以上使うこともあります。

この使用量帯では、電力量料金の単価が安いプランを選ぶことが最重要です。

オクトパスエナジーは使用量が多いほど節約額が大きくなり、年間3〜4万円の削減も可能です。

オール電化住宅の場合は、時間帯別プランが必須となるため、オクトパスエナジーの「オール電化オクトパス」やシン・エナジーの生活フィットプランなど、深夜電力が割安になるプランを選びましょう。

蓄熱暖房機やエコキュートを深夜に稼働させることで、暖房費を大幅に抑えられます。

また、idemitsuでんきは大容量プランでも競争力のある単価設定なので、車を複数台持っている家庭ならガソリン割引と合わせて検討する価値があります。

年間の電気代が20万円を超えるような家庭では、1円/kWhの差が数千円の違いになるので、細かく比較することが重要です。

電力会社を選ぶ際の注意点

電力会社を切り替える際には、いくつかの注意すべきポイントがあります。

後悔しないために、事前にしっかり確認しておきましょう。

市場連動型のリスクと対策

市場連動型プランは、JEPXの市場価格に応じて電力量料金が変動する仕組みです。

通常時は北海道電力より安くなることが多いですが、厳冬期や電力需給が逼迫する時期には価格が高騰するリスクがあります。

2021年の寒波時には、市場価格が一時的に200円/kWh以上になったこともあり、契約者の電気代が数倍に跳ね上がるケースもありました。

対策としては、専用アプリで毎日の料金をチェックし、高い時間帯の使用を控えることが重要です。

また、多くの市場連動型プランでは政府の支援策が適用されるため、極端な高騰時には一定の上限が設けられることもあります。

安定性を重視するなら固定料金プラン、節約意識が高く柔軟に対応できるなら市場連動型プランという使い分けが賢明です。

契約期間・解約金の有無

多くの新電力は解約金0円・契約期間の縛りなしですが、一部のプランには注意が必要です。

ENEOSでんきの「にねんとく2割」のように、割引特典がある代わりに2年契約となり、更新月以外の解約で1,100円の解約金がかかるケースもあります。

引っ越しの予定がある方や、料金プランを柔軟に見直したい方は、解約金のないプランを選ぶほうが安心です。

また、最低利用期間が設定されている場合もあるので、契約前に約款をしっかり確認しましょう。

いずれにせよ、大手電力会社から新電力への切り替え自体は、現在の電力会社への解約手続きは新電力側が代行してくれるため、手間はほとんどかかりません。

支払い方法・キャンペーン条件

支払い方法は電力会社によって異なります。

クレジットカード払いのみの会社もあれば、口座振替にも対応している会社もあります。

オクトパスエナジーやLooopでんきはクレジットカード払いのみですが、シン・エナジーやENEOSでんきは口座振替にも対応しています。

クレジットカードを持っていない方や、家計管理上口座振替を希望する方は、事前に確認しておきましょう。

また、キャンペーンについても要注意。

「初月無料」「キャッシュバック」などの特典は魅力的ですが、条件を満たさないと適用されないケースもあります。

最低利用期間内の解約でキャッシュバックが無効になったり、特定のオプション加入が必須だったりする場合もあるので、キャンペーン規約をよく読んでから申し込みましょう。

セット割やポイント還元

セット割やポイント還元は、長期的に見ると大きな節約につながります。

都市ガスを使っているなら北海道ガスやエネワンでんきのセット割、LPガスならエネワンでんき、車をよく使うならidemitsuでんきやENEOSでんきのガソリン割引など、自分のライフスタイルに合った特典を活用しましょう。

ポイント還元では、ENEOSでんきのVポイントやdポイント、シン・エナジーのJALマイル、楽天でんきの楽天ポイントなど、普段使っているポイントが貯まる会社を選ぶのが賢い選択です。

ただし、ポイント還元率だけで選ぶと、基本料金や電力量料金が割高で結局損をするケースもあるので、トータルのコストで判断することが大切です。

ポイント還元は”おまけ”として考え、まずは電気代そのものが安くなるかを優先して比較しましょう。

よくある質問(FAQ)

電力会社の切り替えに関して、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。

地域電力に戻すのは簡単?

新電力から北海道電力に戻すことは、いつでも可能です。

北海道電力の公式サイトや電話で申し込むだけで、元の契約に戻ることができます。

ただし、北海道電力の従量電灯Bなどの規制料金プランに戻る場合、一度他の料金プランに切り替えてから戻すと、再度規制料金プランには戻れない可能性があるので注意が必要です。

自由料金プラン(エネとくポイントプランなど)への切り替えであれば問題ありません。

また、新電力が倒産や撤退をした場合でも、自動的に北海道電力の供給に切り替わるセーフティネットがあるので、電気が止まる心配はありません。

切り替え時には工事も不要で、スマートメーターがすでに設置されていれば手続きだけで完了します。

冬の暖房需要が多い家庭におすすめは?

北海道の冬は電気使用量が大幅に増えるため、電力量料金の単価が安いプランを選ぶことが重要です。

オクトパスエナジーやシン・エナジーのきほんプランは、使用量が増えるほど北海道電力との差額が大きくなるのでおすすめです。

オール電化で蓄熱暖房を使っている家庭なら、オクトパスエナジーのオール電化オクトパスやシン・エナジーの生活フィットプランのように、深夜電力が割安になる時間帯別プランを選びましょう。

また、市場連動型のLooopでんきやおてがるでんきも、冬場の昼間に太陽光発電が多く稼働する時間帯は電源料金が下がるため、使い方次第では節約できます。

ただし、極寒期の夕方〜夜間は市場価格が高騰しやすいので、固定料金プランのほうが安心という面もあります。

年間の電気代が15万円を超えるような家庭では、複数社でシミュレーションして慎重に選びましょう。

ガス・通信とのセット割は?

北海道エリアでガスとのセット割を提供しているのは、北海道ガス(都市ガス)とエネワンでんき(LPガス)が代表的です。

北海道ガスは電力量料金が3%割引になり、請求もまとめられるので便利です。

エネワンでんきはLPガスとセットで月100円割引なので、プロパンガスを使っている家庭に向いています。

通信とのセット割では、おてがるでんきが光回線「おてがる光」とのセットで電気代が1.2%割引になります。

また、大手通信キャリアのauやソフトバンクが提供していた電気サービスは、現在は新規受付を停止しているため、北海道エリアでは選択肢が限られています。

セット割を活用する際は、ガスや通信料金とのトータルコストで判断し、電気代だけが安くても他のサービスが割高になっていないか確認することが大切です。

市場連動プランは大丈夫?

市場連動型プランは、使い方次第で大幅に節約できる可能性がある一方で、市場価格高騰時のリスクもあります。

2021年の電力需給逼迫時には、市場連動型プランの契約者の中に、通常の数倍の電気代を請求されたケースもありました。

ただし、その後は政府の支援策や各社の対策により、極端な高騰時には上限が設けられる仕組みも整ってきています。

Looopでんきやおてがるでんきは、専用アプリで30分ごとの料金をリアルタイムで確認でき、高い時間帯を避けて電気を使うことができます。

節電意識が高く、アプリをこまめにチェックできる方であれば、年間で数万円の節約も十分可能です。

逆に、料金変動を気にせず安定した料金で使いたい方は、固定料金プランのほうが安心でしょう。

市場連動型は「ハイリスク・ハイリターン」な選択肢と考え、自分の生活スタイルに合っているか慎重に判断することが重要です。

まとめ

この記事のまとめ
  • 北海道は電気代が全国でも高いエリアだが、新電力への切り替えで年間3〜4万円の節約も可能
  • 一人暮らしは基本料金0円プラン、ファミリー世帯は電力量料金の単価が安いプランがおすすめ
  • オール電化住宅は時間帯別プランを選び、深夜電力の活用で暖房費を削減
  • 市場連動型プランは使い方次第で節約できるが、リスクも理解した上で選ぶ
  • ガソリン割引やポイント還元などの特典も含めてトータルで比較することが重要
  • 解約金や契約期間の縛りがない会社なら、気軽に試せるので複数社を比較検討しよう

北海道の電力市場は選択肢が豊富になってきており、2025年は電力会社を見直す絶好のタイミングです。

冬の暖房需要が高い北海道だからこそ、自分のライフスタイルに最適な電力会社を選ぶことで、大きな節約効果が期待できます。

地域特性と生活パターンを考慮しながら、納得のいく電力会社を選んでくださいね。