東京ガスの電気は、大手ガス会社ならではの信頼感と、ガスとのセット割による割引が魅力の電力サービスです。
結論からお伝えすると、東京ガスの電気は「すでに東京ガスの都市ガスを使っている家庭」に向いています。電気もまとめて契約すれば、手間をかけずに光熱費を見直せます。
実際、スミカノモリ編集部が利用者100人に実施した独自アンケートでも、契約理由の1位は「ガスとセットで割引になるから」(54.0%)でした。総合満足度は76.0%と高い一方、電気代が「安くなった」と答えた人は38.0%にとどまり、料金の安さよりも使い勝手が評価されている実態が見えてきます。
ただし、会社ごとに特徴や料金プランの仕組みは異なり、向き不向きもあります。この記事では、アンケートでわかった評判を軸に、メリット・デメリットや、東京電力・他の新電力と比べた電気料金の目安まで、中立の視点で整理します。
自分の家庭に合うかどうかを見極める材料として、ぜひ参考にしてください。
- 調査主体:株式会社ALL CONNECT「スミカノモリ」編集部
- 調査方法:インターネットアンケート/クラウドソーシング
- 調査期間:2026年7月21日〜2026年7月22日
- 調査対象(東京ガスの電気を現在契約しているまたは過去に契約していた人)
- 有効回答数:100人
- 東京ガスの電気利用者満足度調査レポート
※供給エリア外にお住まいと回答した方は集計から除外しています。
※口コミは読みやすさを考慮して、意味を変えない範囲で表記を整えた場合があります。
図表・数値は、出典として「スミカノモリ編集部調べ」を明記いただければ、引用・転載が可能です。
調査結果の詳細データ(全設問の集計)は、PDFレポートで公開しています。
目次
東京ガスの電気の良い口コミ・評判
スミカノモリ編集部では、東京ガスの電気を利用している100人に独自アンケートを実施しました。まずは、満足度の高かった点から見ていきます。
総合的な満足度を聞いたところ、「とても満足」「やや満足」を合わせて76.0%という結果になりました。
| 総合満足度 | 回答数 | 割合 |
|---|---|---|
| とても満足 | 19人 | 19.0% |
| やや満足 | 57人 | 57.0% |
| どちらともいえない | 20人 | 20.0% |
| やや不満 | 4人 | 4.0% |
| とても不満 | 0人 | 0.0% |
「とても不満」はゼロで、不満層は4%にとどまりました。では、具体的にどこが評価されているのでしょうか。自由回答を分類すると、次の3点に集約されます。
- ガスと電気の請求がまとまり、光熱費の管理が楽になった
- 工事不要でWebだけで完結、大手ならではの対応にも評価
- myTOKYOGASで使用量を確認しやすい
「光熱費の管理が楽になった」の声が最多
もっとも多かったのが、ガスと電気の請求を一本化できる点への評価です。契約理由でも「ガスとセットで割引になるから」が54.0%と最多で、利用者の多くがまとめることを目的に選んでいます。
ガスと電気の請求や管理をmyTOKYOGASで一括して確認出来るため、家計管理が非常に楽になりました。
40代・東京都
2人暮らし/賃貸
これまで別々だった電気代とガス代の請求日や引き落としが1つにまとまるため、月々の光熱費が一目で把握できるようになります。
20代・東京都
2人暮らし/賃貸
セット割引があるのと、支払いをまとめられるので管理が楽
40代・神奈川県
2人暮らし/持ち家
都市ガスと電気の請求や検針票がmyTOKYOGASのWebページで一つにまとまり、月々の光熱費の管理が非常に楽になった点です。
30代・東京都
1人暮らし/賃貸
金額そのものより、「支払いが1つになる」といった管理面のメリットを挙げる声が目立ちました。
工事不要でWebだけで完結、大手ならではの対応にも評価
申し込み・切り替え手続きについては、「とてもスムーズ」「ややスムーズ」を合わせて81.0%。「手間だった」と答えた人は100人中2人だけでした。
| 手続きのしやすさ | 回答数 | 割合 |
|---|---|---|
| とてもスムーズだった | 50人 | 50.0% |
| ややスムーズ | 31人 | 31.0% |
| どちらとも言えない | 17人 | 17.0% |
| やや手間だった | 1人 | 1.0% |
| とても手間だった | 1人 | 1.0% |
契約理由でも「大手・東京ガスという安心感」が41.0%で2位に入っており、サポート面を評価する声も集まりました。
電話口での口調がかなり丁寧で誠実さを感じた。
30代・東京都
2人暮らし/賃貸
大手インフラ企業ということもあり、切り替え手続きもWeb上で完結してトラブルもなく安心感がありました。
30代・東京都
1人暮らし/賃貸
myTOKYOGASで時間帯別の使用量まで確認できる
myTOKYOGASなどのアプリ・Webについては、「使いやすい」42.0%・「ふつう」40.0%で、「使いにくい」は5.0%にとどまりました。
Webのマイページが使いやすい。特に時間帯での電気使用量が確認できるから、どの家電製品の消費電力が大きいか確認でき節電がしやすい。
30代・山梨県
3人暮らし/賃貸
アプリで使用状況がわかるのはとてもよかった。
30代・茨城県
2人暮らし/持ち家
アプリで使用量をグラフで確認できるため、無駄な電気を使わないよう意識するようになりました。
40代・東京都
2人暮らし/賃貸
ただし「使ったことがない」も13.0%あり、Webを活用していない層も一定数いることがわかります。
\新規申し込みで電気の基本料金1ヶ月無料/
東京ガスの電気の悪い口コミ・評判
満足度が高い一方で、不満の声もありました。自由回答を分類すると、次の3点に集約されます。
- 思ったより電気代が安くならなかった
- 以前よりポイントが貯まりにくくなった
- サポートがつながりにくい・プランが選びにくい
「ほとんど変わらない」が34%、安くなったは38%
もっとも多かったのが、「思ったより安くならなかった」という趣旨の指摘です。実際、切り替え後の電気代の変化を聞いたところ、次の結果になりました。
| 電気代の変化 | 回答数 | 割合 |
|---|---|---|
| 月1,000円以上安くなった | 7人 | 7.0% |
| 月500〜1,000円安くなった | 19人 | 19.0% |
| 月500円未満安くなった | 12人 | 12.0% |
| ほとんど変わらない | 34人 | 34.0% |
| 高くなった | 1人 | 1.0% |
| わからない | 27人 | 27.0% |
「安くなった」は合計38.0%で、「ほとんど変わらない」の34.0%とほぼ拮抗しています。「わからない」を除いて集計しても、安くなった52.1%・変わらない46.6%と、体感には大きな差がありません。
自由回答でも、この点を挙げる声が目立ちました。
セット割によるメリットはしっかり感じられますが、電気単体での大幅な割引感はそこまで感じられない点です。
40代・東京都
2人暮らし/賃貸
一人暮らしの単身世帯だったため、電気の使用量自体が少なく、セット割による実質的な節約効果は思っていたよりも限定的だと感じました。
30代・東京都
1人暮らし/賃貸
価格を調べてた時に、価格だけで見たらもっと安い会社もある
30代・埼玉県
4人以上/持ち家
思っていたよりも料金が安くならなかったのは残念でした。
40代・神奈川県
3人暮らし/持ち家
特に使用量が少ない単身世帯では、割引の恩恵を実感しにくいという声がありました。後述のシミュレーションでも、一人暮らしの節約額は年間約912円と小さめです。
ポイント制度の変更を惜しむ声
もうひとつ目立ったのが、ポイント付与の条件が変わったことへの不満です。長く利用している人ほど、この点に触れる傾向が見られました。
以前は使用量に対してポイントが付与されたのにされなくなり、アクセスして利用料を確認して少ししかポイントが貯まらなくなってしまった。
30代・神奈川県
4人以上/賃貸
ポイントプログラムの改悪が続いているので、ちょっと不満に感じている
40代・神奈川県
2人暮らし/持ち家
これは事実で、電気料金1,000円ごとにポイントが付与される「電気料金連動ポイント」は2023年3月計量分をもって終了しています。現在は電気料金に応じたポイント付与がないため、以前から利用している人ほど変化を感じやすい状況です。
サポートのつながりにくさ・プランのわかりにくさ
サポート満足度は70.0%と高い一方、少数ながら電話がつながりにくいという指摘もありました。また、料金プランの選びにくさを挙げる声も複数見られます。
サポートセンターにつながりにくくて、困った
20代・東京都
1人暮らし/賃貸
自分に合ったプランが分かりづらい
40代・東京都
1人暮らし/賃貸
このほか、紙の検針票が届かなくなった点を惜しむ声もありました。東京ガスは2024年10月末で紙の検針票の投函を終了しており、郵送を希望する場合は発行手数料165円/月がかかります。Webでの確認が基本になるため、スマートフォンを使わない人には不便に感じられるようです。
ペーパーレス化に伴い、紙の検針票を郵送してもらう場合は有料になり、スマホ操作が苦手な場合や紙で請求書を残したい場合、少し不便です。
30代・埼玉県
1人暮らし/賃貸
ペーパーレス化でほぼWebでの管理になっているので、スマホがない方は不便かも
50代・東京都
1人暮らし/賃貸
東京ガスの電気の口コミ・評判からわかった総評
独自アンケート結果を整理すると、東京ガスの電気の特徴がはっきり見えてきます。
結論からいうと、満足度は高いものの、その理由は「電気代の安さ」ではありません。満足76.0%・人にすすめたい64.0%と評価は良好である一方、明確に安くなったと答えた人は38.0%にとどまります。
その答えは、契約理由に表れています。
| 契約した理由(複数回答) | 回答数 | 割合 |
|---|---|---|
| ガスとセットで割引になるから | 54人 | 54.0% |
| 大手・東京ガスという安心感 | 41人 | 41.0% |
| 電気代が安くなりそうだったから | 22人 | 22.0% |
| 手続きが簡単そうだったから | 17人 | 17.0% |
| ポイント・特典が魅力的だったから | 14人 | 14.0% |
| キャンペーンをやっていたから | 9人 | 9.0% |
1位は「ガスとセットで割引になるから」、2位が「大手の安心感」。「電気代が安くなりそう」は3位の22.0%で、利用者自身が安さを第一目的にしていないことがわかります。実際、回答者の67.0%がガスと電気をセットで契約していました。
つまり、東京ガスの電気の満足度を支えているのは請求の一本化・手続きの手軽さ・大手ならではの安心感であり、料金の安さではないということです。「思ったより安くならなかった」という不満が多いのも、期待と実態のずれが原因だと考えられます。
- 満足度は76.0%と高く、「とても不満」はゼロ
- ただし電気代が「安くなった」のは38.0%で、「変わらない」34.0%と拮抗
- 契約理由の1位はセット割(54.0%)で、安さは3位(22.0%)
- 手続きのしやすさ81.0%・サポート満足度70.0%と、使い勝手の評価が高い
この結果から、東京ガスの電気は「最安を狙う人」ではなく「すでに東京ガスの都市ガスを使っていて、手間なく光熱費をまとめたい人」に向いたサービスだといえます。逆に電気代の安さを最優先するなら、期待とのずれが生じやすいでしょう。
次章からは、こうした評判の背景にあるメリット・デメリットを、公式情報をもとに詳しく見ていきます。
\新規申し込みで電気の基本料金1ヶ月無料/
東京ガスの電気の基本情報
東京ガスの電気がどのようなサービスなのか、全体像を押さえておきましょう。運営会社や料金体系、提供エリアなどの基本情報を、一覧表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 東京ガス株式会社 |
| 主な料金プラン | 基本プラン/さすてな電気/時間帯別プラン ほか |
| 料金体系 | 基本料金+電力量料金+燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金 (基本プランの電力量料金は三段階の従量制。燃料費調整額に上限はありません) |
| 提供エリア | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県・静岡県(富士川以東) |
| 契約期間 | 定めなし |
| 解約金 | なし |
| 支払い方法 | クレジットカード/口座振替/払込書(発行手数料220円/月・2026年11月検針分より270円/月)/電子請求(マイペイメント支払い) |
| 主な特徴 | ガス・電気セット割/新規申込割 |
東京ガスの電気は契約期間の縛りや解約金がなく、大手ならではの選びやすさが特徴です。
運営しているのは、都市ガス最大手の東京ガス株式会社です。2016年の電力小売全面自由化にともない電気の提供を開始しました。電気の調達は、自社が保有する電源に加えて市場からの調達も組み合わせており、長年のエネルギー供給で培った基盤があります。
提供エリアは関東圏を中心とした東京電力エリアで、上記9都県が対象です。ただしエリア内であっても、離島や建物全体で電力を一括受電しているマンションなどは契約できません。自宅が対象になるかどうかは、申し込み前に公式サイトで確認しておくと確実です。
東京ガスの電気のメリット
東京ガスの電気には、大手ガス会社ならではの強みがあります。ガスとのセット割や請求の一本化、解約金の縛りがない手軽さなど、日々の光熱費管理を楽にする要素がそろっています。
ここでは、主なメリットを6つに分けて解説します。
ガス・電気セット割で電気料金が0.5%割引になる
最大のメリットは、東京ガスの都市ガスと電気をセットで契約すると、電気料金が0.5%割引※になる点です。
※東京ガスのガスと電気(基本プラン・ずっとも電気3) のご使用場所およびご契約者が同じであり、ガス料金と電気料金を合算してお支払いいただける方が対象です。
割引の対象は、基本料金と電力量料金の合計です。基本プランの場合、この合計額から0.5%が差し引かれます。すでに東京ガスの都市ガスを使っている家庭なら、ガス会社を変えずに電気を追加するだけで割引を受けられます。
ただし、セット割の適用にはいくつか条件があるのでチェックしておきましょう。
- ガスと電気の使用場所・契約者が同一であること
- ガス料金と電気料金を合算して支払うこと
- 別途、セット割の適用申し込みが必要なこと
これらの条件を満たさないと割引が適用されないため、申し込み時に対象となるかを確認しておくことをおすすめします。
割引率自体は控えめですが、すでに東京ガスのガスを使っている家庭にとっては、手続きの手間なく光熱費を下げられる点が実質的なメリットです。
解約金・契約期間の縛りがない
東京ガスの電気は、解約金や契約期間の縛りがありません。このため、他社からの切り替えや、将来的な見直しもしやすくなっているのが特徴です。
電力会社によっては、契約期間の縛りや、期間内の解約で違約金が発生するプランもあります。その点、東京ガスの電気は縛りがないため、合わなければいつでも見直せる手軽さがあります。
転居の予定がある家庭や、まずは試してみたい人にとっては、こうした身軽さが魅力です。
新規申込割で基本料金が1ヶ月無料になる

東京ガスの電気には、新規申し込み時の特典として「新規申込割」があります。対象となるのは、基本プランまたはずっとも電気3で、基本料金が1ヶ月分無料になります。
基本料金は契約アンペアによって異なりますが、1ヶ月分の基本料金がまるごと無料になるため、切り替え初月の負担を抑えられます。また、ガスとのセット割とあわせれば初年度のコストをより軽くできるでしょう。
なお、新規申込割とは別に、期間限定のキャンペーンが実施されることもあります。キャンペーンの内容や実施期間は変わるため、申し込み前に公式サイトで最新の実施状況を確認しておくと安心です。また新規申込割自体も、東京ガスの都合により終了する場合があるとされています。
大手ガス会社ならではの信頼感・調達力がある
東京ガスは、都市ガスの小売契約件数が約882万件(2025年3月末時点)にのぼる、国内最大手のガス会社です。さらに、小売電力販売件数も約415万件(2025年3月末時点)と新電力の中でもトップクラスです。長年にわたる供給実績があり、サポート体制や運営基盤も整っています。
出典:東京ガス「はやわかり東京ガス(ガス小売お客さま件数882.6万件・2025年3月末時点)」
なお、電気はどの会社と契約しても、共通の送配電網(関東では東京電力パワーグリッド)を通じて届きます。つまり、東京ガスに切り替えても電気の品質や停電のリスクは今までと変わりません。そのうえで、大手ならではの調達力と運営基盤が加わる点が強みです。
新電力の経営基盤に不安を感じる人や、知名度・サポート体制を重視する人にとっては、選ぶ際の判断材料になります。
ガスと電気の請求をまとめられ、支払い方法も選べる
電気とガスをまとめて契約すると、毎月の請求を一本化できます。支払いを一元管理できるため、家計の把握がしやすくなる点が魅力です。
また、支払い方法もクレジットカード・口座振替・払込書などから選べます。ライフスタイルに合わせて無理のない方法を選べる点も、使い勝手のよさにつながっています。
複数の明細を管理する手間を減らしたい人や、光熱費をまとめて把握したい家庭に向いた仕組みです。
myTOKYOGASで使用量を確認でき、パッチョポイントも貯まる
会員向けのマイページ「myTOKYOGAS」では、電気やガスの使用量・料金を手軽に確認できます。日々の使用状況を把握しておくと、節約の意識も高まりやすいでしょう。
さらに、myTOKYOGASの利用でパッチョポイントが貯まります。ガス料金メニュー「ずっともガス」を契約している場合は、毎月のガス料金1,000円ごとに5ポイントが貯まるほか、使用量の確認やクイズへの回答、夏冬の節電プログラム「IGNITUREスマートアクション」への参加でも獲得できます。
1ポイント=1円相当で、次のようなポイントへ交換できます。
- PayPayポイント/dポイント/Pontaポイント/楽天ポイント
- Vポイント/WAON POINT/nanacoポイント
- エムアイポイント/京王ポイント/京急プレミアポイント
ただし、電気料金の支払いに応じて自動的にポイントが貯まる仕組みはありません。かつて電気料金1,000円ごとにポイントが付与される「電気料金連動ポイント」がありましたが、2023年3月計量分をもって終了しています。ポイントのベースはあくまでガス料金である点を押さえておきましょう。
特定のポイントを重視する人は、期待とのズレを防ぐためにも、還元の条件をあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
出典:東京ガス「パッチョポイントのため方」、東京ガス「myTOKYOGAS ポイント交換方法」
\新規申し込みで電気の基本料金1ヶ月無料/
東京ガスの電気のデメリット・注意点
メリットの多い東京ガスの電気ですが、契約前に押さえておきたい注意点もあります。特に、住宅の設備や電気の使い方によっては、他社のほうが向いているケースもあります。
ここでは、事前に知っておきたい4つのポイントを見ていきましょう。
燃料費調整額に上限がなく、燃料高騰時は割高になる可能性がある
もっとも注意したいのが、東京ガスの電気には燃料費調整額の上限がない点です。
燃料費調整額は、発電に使う燃料価格の変動を毎月の電気料金に反映させる仕組みです。東京電力の従量電灯Bのような規制料金には調整額に上限がある一方、自由料金である東京ガスの基本プランには上限がありません。そのため燃料価格が大きく高騰した局面では、東京電力より高くなる可能性があります。
東京ガス自身も公式サイトで、燃料価格が高騰している場合は自社の電気料金のほうが高くなる場合があると案内しています。
節約効果は控えめで、電気使用量が少ない世帯ほど恩恵が小さい
東京ガスに切り替えたときの節約額は、大きく2つの要素で決まります。東京電力との単価差と、ガス・電気セット割です。ただしどちらも、電気使用量が少ない世帯ほど金額が小さくなります。
まず単価差についてです。東京ガスの電力量料金は東京電力の従量電灯Bより安く設定されていますが、その差は使用量が多いほど広がる設計です。裏を返すと、一人暮らしなど使用量が少ない家庭では、月あたりの差額が100円に満たないこともあります。
次にセット割ですが、こちらは割引率が0.5%と控えめです。基本料金と電力量料金の合計に対する割引のため、電気代が1万円の家庭でも割引額は約50円にとどまります。使用量が少なければ、割引額もそれに応じて小さくなります。
節約額そのものを重視するなら、より単価の安い新電力と比較検討するのも一つの方法です。ただし、請求の一本化や解約金のなさまで含めて考えると、総合的な使い勝手で選ぶという考え方もあります。
セット割の対象プランが限られ、ガス料金自体は割引対象外
セット割にはいくつかの制約があります。まず、対象となるのは「基本プラン」と「ずっとも電気3」のみです。オール電化向けの「時間帯別プラン」や、実質再生可能エネルギーの「さすてな電気」を選ぶと、セット割は適用されません。
また、セット割は電気料金を対象とした割引で、ガス料金そのものは安くなりません。「セットにすればガスも割引される」と考えていると、期待とずれる可能性があります。
さらに、ガスと電気を契約するだけでは自動的に割引されません。以下の条件をすべて満たしたうえで、別途申し込みが必要です。
- ガスと電気の使用場所・契約者が同一であること
- ガス料金と電気料金を合算して支払うこと
- 別途、セット割の適用申し込みが必要なこと
これらを満たさない場合は割引が適用されないため、申し込み前に自分が対象になるかを確認しておきましょう。
提供エリアが関東圏に限定される
東京ガスの電気は、提供エリアが関東圏に限られます。全国どこでも契約できるわけではない点に注意が必要です。
供給の対象は、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県・静岡県(富士川以東)です。これらのエリア外に住んでいる場合や、対象外の地域へ転居する場合は契約できません。
また、エリア内であっても契約できないケースがあります。離島のほか、建物全体で電力を一括受電しているマンションなどは対象外です。申し込み前に、供給エリアと自宅の受電方式を確認しておくと確実です。
東京ガスの電気の料金プラン
東京ガスの電気には、一般家庭向けの「基本プラン」を中心に、環境に配慮した「さすてな電気」、オール電化向けの「時間帯別プラン」があります。このほか、店舗や事務所などで動力を使う人向けの「ずっとも電気3」もありますが、一般的な家庭は対象外です。
ここでは、家庭向けの3プランの特徴と、電気料金がどのように決まるのかを解説します。
基本プラン
一般家庭で主に選ばれるのが「基本プラン」です。契約アンペアは10〜60A(または6〜50kVA未満)が対象で、ガス・電気セット割の対象にもなります。
料金は、契約アンペアに応じた基本料金と、使用量に応じた三段階の電力量料金で構成されます。単価は以下のとおりです。
| 区分 | 単価(税込) |
|---|---|
| 基本料金 | 30A:935.22円 40A:1,246.96円 50A:1,558.70円 |
| 電力量料金 第1段階(〜120kWh) | 29.70円/kWh |
| 電力量料金 第2段階(121〜300kWh) | 35.69円/kWh |
| 電力量料金 第3段階(301kWh超) | 39.50円/kWh |
出典:東京ガス「電気料金メニュー定義書(基本プラン)」
三段階制のため、使用量が増えるほど1kWhあたりの単価も上がります。たとえば月200kWh使う場合は、120kWhまでが第1段階、残り80kWhが第2段階の単価で計算されます。
この構造は東京電力の従量電灯Bと同じですが、東京ガスは各段階の単価がいずれも東京電力より低く設定されています。そのため使用量が多い世帯ほど、単価差の積み重ねで金額の差が広がります。具体的な差額は、後述のシミュレーションで確認してください。
さすてな電気
「さすてな電気」は、実質再生可能エネルギー・実質CO2フリーの電気を使えるプランです。環境に配慮した暮らしを重視する家庭に向いています。
非化石証書を活用することで、電気の使用にともなうCO2排出量を実質ゼロとして扱えます。単価は以下のとおりです。
| 区分 | さすてな電気 | 基本プラン |
|---|---|---|
| 基本料金 30A | 885.72円 | 935.22円 |
| 電力量料金 第1段階(〜120kWh) | 30.00円/kWh | 29.70円/kWh |
| 電力量料金 第2段階(121〜300kWh) | 36.60円/kWh | 35.69円/kWh |
| 電力量料金 第3段階(301kWh超) | 40.69円/kWh | 39.50円/kWh |
出典:東京ガス「電気料金単価計算表」、東京ガス「さすてな電気」
表のとおり、基本料金は基本プランより安い一方、電力量料金は各段階でやや高めに設定されています。基本料金の差は30Aで月約50円ですが、電力量料金は使うほど差が開くため、一定以上使う家庭では基本プランより電気代が高くなります。
加えて、さすてな電気はガス・電気セット割の対象外です。環境性能をどこまで重視するかで判断するとよいでしょう。
オール電化向け「時間帯別プラン」
オール電化住宅に向けて用意されているのが「時間帯別プラン」です。時間帯によって単価が異なり、深夜がもっとも割安に設定されています。
| 区分 | 単価(税込) |
|---|---|
| 基本料金 | 10A:292.28円/30A:876.86円/40A:1,169.15円/50A:1,461.43円 (契約容量の場合は1kVAあたり292.28円) |
| 電力量料金 ピーク/オフピーク/夜間 | 35.60円/kWh |
| 電力量料金 深夜 | 27.77円/kWh |
| 最低月額料金 | 318.20円 |
出典:東京ガス「電気料金単価計算表」、東京ガス「時間帯別プラン」
深夜の単価が抑えられているため、エコキュートや蓄熱暖房など、深夜に電気を多く使う設備と相性がよいプランです。また、非化石証書の活用によりCO2排出量が実質ゼロとなる点も特徴です。
なお、時間帯別プランはガス・電気セット割の対象外です。またプラン変更は原則1年間できないため、申し込み時に自宅の設備に合うプランを選んでおきましょう。解約や他社への乗り換えはいつでも可能です。
電気料金の決まり方と燃料費調整額の注意点
電気料金は、単価表の数字だけで決まるわけではありません。実際の請求額は、次の4つを合算して計算されます。
- 基本料金
契約アンペアに応じて毎月固定でかかる料金(まったく電気を使用しない月は半額) - 電力量料金
使用量に応じてかかる料金(基本プランは三段階の従量制、時間帯別プランは時間帯ごとの単価) - 燃料費調整額
燃料価格の変動に応じて毎月増減する調整額 - 再生可能エネルギー発電促進賦課金
国が定める全国一律の単価(2026年度は4.18円/kWh)
セット割が適用される場合は、このうち基本料金と電力量料金の合計額から0.5%※が差し引かれます。燃料費調整額と再エネ賦課金は割引の対象外です。
※東京ガスのガスと電気(基本プラン・ずっとも電気3) のご使用場所およびご契約者が同じであり、ガス料金と電気料金を合算してお支払いいただける方が対象です。
このうち押さえておきたいのが、燃料費調整額です。発電に使う燃料価格の変動を毎月の料金に反映させる仕組みで、価格が基準を下回れば差し引かれ、上回れば加算されます。毎月変動するため、単価表の金額がそのまま請求額になるわけではありません。
東京ガスの基本プランのような自由料金には、この調整額に上限がありません。上限のある規制料金(東京電力の従量電灯Bなど)とは異なる点で、料金を比較する際の前提になります。
なお、再生可能エネルギー発電促進賦課金は国が全国一律で定める単価のため、どの電力会社と契約しても同じ金額です。電力会社選びで差が出るのは、基本料金・電力量料金・燃料費調整額の3つになります。
出典:東京ガス「燃料費調整制度」、東京ガス「再生可能エネルギー発電促進賦課金」、経済産業省「2026年度の賦課金単価について」
東京ガスの電気は東京電力よりどれくらい安い?
東京ガスの電気は、東京電力から乗り換えるとどのくらい安くなるのでしょうか。ここでは、世帯人数ごとの電気代と、年間の節約額の目安を紹介します。
- キャンペーンやキャッシュバックなどの一時的な還元額は含まずに計算しています。
- 各社、電気料金は「基本料金または最低料金+電力量料金±燃料費調整額+再エネ賦課金」で計算しています。
- 再エネ賦課金は、2026年5月分から2027年4月分まで適用の4.18円/kWhで計算しています。
- 契約アンペアは1人暮らしが「30A」、2人暮らしが「40A」、3〜4人暮らしが「50A」で計算しています。
- 各社、2026年7月時点の料金プランで計算しています。
- 各社、2026年7月の燃料費調整等単価で計算しています。
- 金額は全て消費税込みで表記しています。
世帯別料金シミュレーションで用いた電気使用量の詳細は、以下の表の通りです。
| 世帯人数 | 電気使用量 |
|---|---|
| 1人暮らし | 30A/210kWh |
| 2人暮らし | 40A/300kWh |
| ファミリー (3〜4人暮らし) | 50A/410kWh |
※上記の資料から「電気使用量」を引用し、戸建・集合住宅の平均を算出しています。
東京電力(従量電灯B)から東京ガスの電気(基本プラン)に切り替えた場合の、世帯別の月額と年間節約額は以下のとおりです。
| 世帯 | 東京電力 (従量電灯B) | 東京ガス (基本プラン) | 東京電力との差額 |
|---|---|---|---|
| 一人暮らし (30A・210kWh) | 7,155円/月 | 7,079円/月 | -76円/月 年間約912円お得 |
| 二人暮らし (40A・300kWh) | 10,472円/月 | 10,332円/月 | -140円/月 年間約1,680円お得 |
| ファミリー (50A・410kWh) | 14,906円/月 | 14,657円/月 | -249円/月 年間約2,988円お得 |
※東京電力「従量電灯B」との比較。
※国の補助金・ガス電気セット割は含まない電気単体の金額です。
※燃料費調整単価は毎月変動するため、実際の請求額は上記と異なります。
この試算条件では、いずれの世帯でも東京ガスのほうが安い結果になりました。使用量が多いファミリー世帯ほど差が広がり、年間で約2,988円の節約が見込めます。一方、一人暮らしのように使用量が少ない世帯では年間約912円と、差は小さめです。
また、この試算はあくまで電気だけを契約した場合の試算です。東京ガスの都市ガスとセットで契約すると、ここにセット割(0.5%割引)が上乗せされます。たとえばファミリー世帯の月14,657円なら、割引額は約70円。年間では約840円が加算され、単価差とあわせて年間約3,800円の節約になる計算です。
なお、上記は特定時点の燃料費調整単価にもとづく試算であり、常に東京ガスのほうが安いとは限りません。東京ガスの基本プランは燃料費調整額に上限がないため、燃料価格が大きく高騰した局面では規制料金より割高になる可能性があります。東京ガス自身も公式サイトで「ご利用状況等により切替前の電気料金より安くならない場合があります」と案内しています。
\新規申し込みで電気の基本料金1ヶ月無料/
東京ガスの電気は他の新電力と比べて安い?
前のセクションのとおり、東京ガスは東京電力より安く設定されています。では、関東で契約できる他の新電力と比べるとどうでしょうか。同じ条件で試算した主要3社との比較が以下です。
| 会社名 | 一人暮らし 30A・210kWh | 二人暮らし 40A・300kWh | ファミリー 50A・410kWh | ガス セット割 | オール電化 プラン | ポイント 還元 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 東京電力 (従量電灯B) | 7,155円 (比較基準) | 10,472円 (比較基準) | 14,906円 (比較基準) | × | × | × |
| 東京ガス | 7,079円 -76円/月 | 10,332円 -140円/月 | 14,657円 -249円/月 | ○ 0.5% | ○ | × (会員ポイントはガス料金が対象) |
| TERASELでんき | 6,962円 -193円/月 | 10,086円 -386円/月 | 13,987円 -919円/月 | × | × | 楽天 ポイント |
| オクトパス エナジー | 6,933円 -222円/月 | 10,089円 -383円/月 | 14,254円 -652円/月 | × | ○ | × |
| CDエナジー | 6,989円 -166円/月 | 10,198円 -274円/月 | 14,159円 -747円/月 | ○ 0.5% | ○ | カテエネ ポイント |
※東京ガスの電気・CDエナジーの月額はガスセット割を適用しない電気単体の金額です。
表のとおり、電気料金の安さで見ると、東京ガスは4社中でもっとも高くなります。
ただし、世帯によって差の大きさは変わります。一人暮らしなら他社との開きは月100〜150円程度で、使用量が少ない世帯ほど、どの会社を選んでも金額差は小さくなります。
とはいえ、料金以外に目を向けると東京ガスにも強みがあります。表の4社のうちガスセット割があるのは東京ガスとCDエナジーだけで、すでに東京ガスの都市ガスを使っているなら、ガス会社を変えずに電気だけ追加できるのは東京ガスだけです。請求の一本化と大手ならではのサポート体制もあわせて考えると、料金差だけでは測れない使い勝手があります。
オール電化についても、東京ガスの「時間帯別プラン」は夜間27.77円と、東京電力のスマートライフS(27.86円)やCDエナジーのスマートでんき(28.06円)より安い水準です。オクトパスエナジー(17.85円)には及びませんが、大手の安心感を重視するなら十分に選択肢になります。
東京ガスの電気がおすすめな人・おすすめしない人
ここまでのメリット・デメリットを踏まえ、東京ガスの電気がどんな人に向いているかを整理します。あわせて、他社のほうが合いやすいケースもお伝えします。自分の状況と照らし合わせて、判断の材料にしてください。
東京ガスの電気がおすすめな人
東京ガスの電気は、次のような人に向いています。
- すでに東京ガスの都市ガスを使っていて、電気とまとめたい人
- ガスと電気の請求を一本化し、支払いをシンプルにしたい人
- 大手ガス会社ならではの安心感やサポート体制を重視する人
- 解約金の縛りがなく、切り替えやすいサービスを選びたい人
特に、すでに東京ガスの都市ガスを利用している家庭は、ガス会社を変えずに電気を追加でき、セット割も活かせます。手間をかけずに光熱費を見直したい人に向いています。
また、解約金や契約期間の縛りがないため、まずは試してみたいという人にも向いています。合わなければいつでも見直せる身軽さは、初めて新電力に切り替える人にとっての後押しになります。
東京ガスの電気をおすすめしない人
一方で、次のような人は、契約前によく比較・検討したほうがよいでしょう。
- とにかく電気代の安さを最優先したい人
- 電気料金からダイレクトにポイントを貯めたい人
- 東京ガスの提供エリア外に住んでいる人
電気代の安さを最優先する人は、前述の比較のとおり、より単価の安い新電力のほうが向いています。特にファミリー世帯では、他社との差が月数百円になることもあります。
ポイント還元を重視する人も注意が必要です。東京ガスには電気料金に応じてポイントが貯まる仕組みがありません。会員向けのパッチョポイントはありますが、付与の対象はガス料金です。電気代でポイントを貯めたいなら、還元のある他社を検討するとよいでしょう。
提供エリア外に住んでいる人は、そもそも東京ガスの電気を契約できません。お住まいのエリアで契約できる電力会社を比較してみてください。
\新規申し込みで電気の基本料金1ヶ月無料/
東京ガスの電気の申し込み・切り替え方法
東京ガスの電気は、公式サイトから手軽に申し込めます。おおまかな流れは次のとおりです。
- 現在契約中の電力会社のお客さま番号
- 供給地点特定番号
- 支払いに使うクレジットカードまたは口座の情報
お客さま番号と供給地点特定番号は、いま使っている電力会社の検針票やマイページで確認できます。
- 公式サイトの申し込みページにアクセスする
- 現在の契約情報や住所などを入力する
- 支払い方法を登録する
- 申し込み完了後、利用開始日から東京ガスの電気に切り替わる
現在契約中の電力会社への解約手続きは、原則として東京ガス側で行われます。このため、自分で別途解約の連絡をする必要は基本的にありません。
切り替えにあたって特に気になるのが、工事と停電の有無ではないでしょうか。電力会社の切り替えに、原則として工事や立ち会いは不要です。スマートメーターが未設置の場合のみ交換工事が行われますが、費用は原則かからず、多くの場合は停電なしで完了します。すでにスマートメーターが設置されている住宅なら、工事自体が発生しません。工事の日程は、東京ガスや送配電会社から案内されます。
東京ガスの電気に関するよくある質問
最後に、東京ガスの電気を検討する際によく寄せられる疑問に答えます。契約前の不安を解消する参考にしてください。
Q
東京ガスの電気は電気だけでも契約できますか?
A
はい、電気だけでも契約できます。東京ガスの都市ガスを使っていなくても、電気単体で申し込めます。
ただし、その場合はガス・電気セット割の対象にはなりません。セット割は、東京ガスのガスと電気をあわせて契約した場合に適用される割引です。電気単体でも東京電力より安い料金設定のため、まずは電気だけ契約するという選択肢もあります。
Q
切り替えると停電が増えたり電気の品質が落ちたりしませんか?
A
いいえ、停電が増えたり品質が落ちたりすることはありません。電気は、どの会社と契約しても、共通の送配電網を通じて届きます。
関東エリアの送配電は、東京電力パワーグリッドが管理しています。契約先を東京ガスに変えても、電気そのものの品質や停電リスクは変わりません。
Q
停電したときの対応窓口は東京ガスですか?
A
停電の原因によって、問い合わせ先が異なります。地域一帯が停電している場合は、送配電会社である東京電力パワーグリッドが窓口です。
一方、自宅だけが停電している場合は、ブレーカーなど宅内設備が原因のこともあります。その場合も東京電力パワーグリッドの窓口への相談が基本となります。まずは自宅だけの停電か、地域全体の停電かを確認するとよいでしょう。
出典:東京ガス「停電時の対応」
Q
オール電化向けのプランはありますか?
A
はい、オール電化向けの「時間帯別プラン」があります。夜間と昼間で単価が分かれており、深夜に電気を多く使う設備と相性がよいプランです。
オール電化住宅の場合は、基本プランではなく時間帯別プランを選ぶことで、夜間の割安な単価を活かせます。エコキュートや蓄熱暖房を使っている家庭は、こちらを検討するとよいでしょう。
Q
賃貸住宅でも契約できますか?
A
多くの場合、賃貸住宅でも契約できます。専有部分の電気を自分で契約している場合は、電力会社を自由に選べます。
ただし、建物全体で電力を一括契約している物件では、個別に切り替えられないことがあります。契約前に、管理会社やオーナーに確認しておくと確実です。
Q
支払い方法にはどのようなものがありますか?
A
クレジットカード・口座振替・払込書などから選べます。ライフスタイルに合わせて、無理のない方法を選択できます。
ただし、払込書には発行手数料がかかります。現在は220円/月で、2026年11月検針分からは270円/月に改定されます。口座振替とクレジットカード払いは手数料がかかりません。
なお、支払い方法によっては登録に数日かかる場合があります。申し込み時に、希望する支払い方法が利用できるかをあわせて確認しておくとスムーズです。
まとめ
東京ガスの電気は、すでに東京ガスの都市ガスを使っている家庭が、電気もまとめて契約し、光熱費を見直したいときに向いたサービスです。ガスとのセット割や請求の一本化、解約金の縛りがない手軽さが強みといえます。
電気の単価は東京電力より安く設定されており、通常時であれば多くの世帯で乗り換えメリットが見込めます。ただし、その差は使用量が多いファミリー世帯ほど広がり、一人暮らしなど使用量が少ない世帯では小さくなります。また燃料費調整額に上限がないため、燃料価格が大きく高騰した局面では割高になる可能性もあります。
他の新電力と比べると、割安幅は小さめです。電気代の安さだけを最優先するなら、より単価の安い新電力が向く場合もあります。なお、オール電化住宅の場合は、基本プランではなく「時間帯別プラン」を選ぶことで夜間の割安な単価を活かせます。
最後に、東京ガスの電気が向いている人を、あらためて整理します。
- すでに東京ガスの都市ガスを使っていて、電気とまとめたい人
- ガスと電気の請求を一本化し、支払いをシンプルにしたい人
- 大手ガス会社ならではの安心感やサポートを重視する人
- 解約金の縛りがなく、切り替えやすさを求める人
自分の家庭の使い方や重視する点と照らし合わせて、東京ガスの電気が合うかどうかを判断してみてください。まずは公式サイトで、自分の使用量に合わせた料金を確認してみるのがおすすめです。