九州電力の従量電灯Bとオクトパスエナジーを比べると、月200kWh以上使う家庭はオクトパスエナジーのほうが安くなります。契約アンペアが大きい家庭ほど差は広がり、50A以上なら基本料金0円の「シンプルオクトパス」で月339円以上安くなります。
一方、30A契約で月150kWh前後の家庭と、契約電力10kW以下のオール電化住宅は、九州電力のほうが安い結果です(2026年10月分で試算)。使用量の少ない家庭は、従量電灯Bの燃料費調整額に上限が効いた10月分から結果が逆転しました。
キャンペーンの割引を含めた1年目の損得、燃料価格が上がったときの影響、九州電力に戻れるかも、乗り換えの判断を左右します。
- 【結論】オクトパスエナジーと九州電力
- 九州電力の契約中プランとオクトパスエナジーとの比較
- オクトパスエナジーと九州電力の使用量別の差
- オール電化で九州電力が安い契約電力
- 九州電力とグリーンオクトパスの単価差
- 九州電力の従量電灯Bの燃料費調整額の上限
- 契約アンペア別のシンプルオクトパスと九州電力
- グリーンオクトパスと九州電力が入れ替わる燃料費調整額の差
- 料金以外の九州電力とオクトパスエナジー
- オクトパスエナジーの本ページ経由の新規申込の割引
- オクトパスエナジーに乗り換えて損をする4つの条件
- オクトパスエナジーの訪問販売
- 九州電力からオクトパスエナジーへの乗り換え
- オクトパスエナジーから九州電力へ戻す手順と戻る前の確認
- 九州電力のままプランを変えるほうが安い家庭
- オクトパスエナジーと九州電力の比較でよくある質問
- オクトパスエナジーと九州電力の比較まとめ
目次
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【結論】月200kWh以上ならオクトパスエナジーが九州電力より安い
オクトパスエナジーと九州電力のどちらが安いかは、九州電力で契約中のプラン、契約アンペア、月の使用量、その月の燃料費調整額の4つで決まります。2026年10月分の単価で試算すると、安いほうは契約と使用量ごとに分かれます。
| いまの契約と使用量 | 安いほう | 月の差 |
|---|---|---|
| 従量電灯B・30A・150kWh | 九州電力(従量電灯B) | 8円 |
| 従量電灯B・30A・210〜500kWh | グリーンオクトパス | 7〜229円 |
| 従量電灯B・40A・300〜400kWh | グリーンオクトパス | 49〜141円 |
| 従量電灯B・50A・150〜600kWh | シンプルオクトパス | 339〜669円 |
| スマートファミリープラン | グリーンオクトパス | 52〜253円 |
| オール電化・契約電力6kW | 九州電力 | 668〜1,254円 |
九州電力の従量電灯Bとの差は、多くの家庭で月数十円から200円台にとどまります。大きな差がつくのは、基本料金が0円のシンプルオクトパスを契約50A以上で使う場合です。
オクトパスエナジーの基本料金は日割りのため、31日ある月は30Aで31円高くなります。30A・210kWhの家庭は、31日の月には九州電力の従量電灯Bのほうが安くなります。
- 九州電力の従量電灯Bで月300kWh以上使い、月数十円以上下げたい人
- 契約が50A以上で、シンプルオクトパスなら月339円以上安くなる人
- スマートファミリープランを契約中で、ガスセット割を使っていない人
- 従量電灯Bの30A契約で、月150kWh前後しか使わない人
- 契約電力10kW以下のオール電化住宅で、電化でナイト・セレクトを使っている人
- 燃料価格が上がったときに、従量電灯Bの燃料費調整額の上限で守られたい人
従量電灯Bの燃料費調整額は、九州電力「特定小売供給約款」で平均燃料価格41,100円を上限に計算すると定められています。オクトパスエナジーに切り替えるとこの上限がなくなり、燃料価格が上がった分はそのまま請求に反映されます。
編集部のコメント
世帯人数ではなく、検針票に書いてある契約アンペアと今月のkWhで、表のどの行に当てはまるか見てみてくださいね。
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オクトパスエナジーとの比較は九州電力の契約中プランで決まる
オクトパスエナジーの九州向けの基本プランはグリーンオクトパスとシンプルオクトパスの2つで、九州電力の契約中プランによって比べるべきプランと乗り換えで失う条件が変わります。従量電灯Bなら燃料費調整額の上限、ガスセットならガス料金の割引、オール電化なら夜間の時間帯の選択肢が、切り替えで手放すものです。
オクトパスエナジーの九州向けの基本プランは2つ
オクトパスエナジーが九州電力エリアの一般家庭向けに用意している基本プランは、「グリーンオクトパス」と「シンプルオクトパス」の2つです。グリーンオクトパスは九州電力の従量電灯Bと同じ3段階の料金体系で、シンプルオクトパスは基本料金と燃料費調整額がかからない一律単価のプランです。
| 項目 | グリーンオクトパス | シンプルオクトパス |
|---|---|---|
| 基本料金 | 10Aにつき1日10.38円 | 0円 |
| 電力量料金 | 18.20円/23.00円/25.50円 | 一律27.84円 |
| 燃料費調整額 | あり(2026年10月分2.52円) | なし |
| 適用期間 | 期限なし | 1年(その後は継続か移行) |
| 契約できる容量 | 10〜60A、6kVA以上 | 10〜60A、6kVA以上 |
| 電気の中身 | 実質再生可能エネルギー100% | 実質再生可能エネルギー100% |
シンプルオクトパスの適用期間は1年で、その後は最新のシンプルオクトパスで継続するか、グリーンオクトパスに移行します。どちらのプランも、契約してから1年間はオクトパスエナジーの中でプランや契約アンペアを変更できないため、申し込む時点でプランを決める必要があります。
オクトパスエナジーの公式サイトでは、契約期間の縛りと解約金・違約金は原則なしと案内されています(2026年9月17日確認)。
九州電力の契約中プランで比べる相手が変わる
九州電力の家庭向けプランは、燃料費調整額に上限がある規制料金の従量電灯Bと、上限がない自由料金のスマートファミリープランなどに分かれます。基本料金と300kWhまでの単価は両者で同じで、違うのは300kWhを超えた分の単価と、燃料費調整額の上限の有無です。
| 九州電力の契約中プラン | 比べるオクトパスエナジーのプラン | 切り替えで失うもの |
|---|---|---|
| 従量電灯B | グリーンオクトパス/シンプルオクトパス | 燃料費調整額の上限 |
| スマートファミリープラン | グリーンオクトパス/シンプルオクトパス | 2年契約割引(年777円) |
| スマートファミリープラン[ガスセット] | グリーンオクトパス/シンプルオクトパス | ガス料金のセット割引 |
| 電化でナイト・セレクト | オール電化オクトパス | 休日昼間の割安単価 |
| おひさま昼トクプラン | オール電化オクトパス−サンシャイン | 夜間単価が5.03円上がる |
スマートファミリープラン[ガスセット]の対象は、福岡県の西部ガス都市ガス供給区域でガスを使っている家庭です。九州電力の電気とガスをセットで契約していることが割引の条件のため、電気をオクトパスエナジーに切り替えるとガス料金の割引も受けられなくなります。
オクトパスエナジーの電気とガスのセット契約は、九州電力エリアでは提供されていません(2026年9月17日確認)。電気とガスの請求を1社にまとめたい家庭は、九州電力のガスセットを続けるか、電気だけをオクトパスエナジーに切り替えて、ガスは別の会社と契約することになります。
- 契約中のプラン名と契約アンペアを、検針票(電気ご使用量のお知らせ)で確認する
- スマートファミリープランに加入して2年未満なら、2年契約割引の精算がないか九州電力に確認する
- 季時別電灯・時間帯別電灯・ピークシフト電灯などを契約中なら、同じプランの新規受付の状況を九州電力の窓口で確認する
スマートファミリープランの2年契約割引は、2年未満で解約するとすでに割り引いた分を精算する場合があると九州電力「スマートファミリープラン」で案内されています。時間帯別の旧プランは、一度切り替えると同じ条件で戻れるかが契約の前に分からないため、確認を後回しにしないでください。
オール電化住宅はオクトパスエナジーのオール電化向け2プランと比べる
オクトパスエナジーのオール電化向けプランは、夜間が割安な「オール電化オクトパス」と、9時〜15時が割安な「オール電化オクトパス−サンシャイン」の2つです。どちらも契約できる設備の条件が決まっていて、条件を満たさない住宅はグリーンオクトパスかシンプルオクトパスとの比較になります。
| プラン | 割安な時間帯 | 契約に必要な設備 |
|---|---|---|
| オール電化オクトパス | 22時〜翌8時 | 夜間蓄熱式の給湯器など |
| オール電化オクトパス−サンシャイン | 9時〜15時 | 昼間沸上げ型の給湯器 |
オール電化オクトパスは、夜間蓄熱式機器またはオフピーク蓄熱式電気温水器で、総容量(入力)が1kVA以上のものを持っていることが条件です。エコキュートや電気温水器がこれにあたります。
お客さまが、昼間沸上げ型家庭用ヒートポンプ給湯器を所有していること。
出典:TGオクトパスエナジー「電気料金メニュー定義書【オール電化オクトパス-サンシャイン 2025-04(九州電力エリア)】」
オール電化オクトパス−サンシャインは、主に9時〜15時に沸き上げる給湯器を持っていることが適用条件です。九州電力のおひさま昼トクプランは、エコキュート・蓄電池・電気自動車のいずれかで昼間に電気の使用を移せれば対象になるため、蓄電池や電気自動車だけで昼間に寄せている家庭はオール電化オクトパス−サンシャインを契約できません。
基本料金は両社とも、使った電力の最大値で契約電力が決まる実量制です。九州電力は10kW以下なら定額1,888.80円、オクトパスエナジーは1kWにつき1日10.42円です。
オクトパスエナジーと九州電力の差は使用量別で月8〜559円
オクトパスエナジーと九州電力の従量電灯Bの電気代の差は、2026年10月分の単価で月8円から559円です。30A・150kWhでは九州電力が安く、40A・300kWh以上になるとオクトパスエナジーの差が広がり、50A・500kWhではシンプルオクトパスが月559円安くなります。
世帯人数は東京都環境局「家庭の省エネハンドブック2025」をもとにした目安です。九州の1世帯あたりの電気の使用量は年間4,042kWh(月約337kWh)と東京より多めのため(環境省「家庭でのエネルギー消費量について」)、自分に近い行は検針票の契約アンペアと使用量で選んでください。
- 使用量が少ない30A・150kWhの九州電力とオクトパスエナジーの電気代
- 一人暮らしの目安30A・210kWhのグリーンオクトパスと九州電力の電気代
- 二人暮らしの目安40A・300kWhのグリーンオクトパスと九州電力の電気代
- ファミリーの目安50A・410kWhのシンプルオクトパスと九州電力の電気代
- 電気を多く使う50A・500kWhのシンプルオクトパスと九州電力の電気代
- ガスセット割を使う福岡の家庭の九州電力とオクトパスエナジーの比較
使用量が少ない30A・150kWhは九州電力の従量電灯Bが月8〜18円安い
2026年10月分の単価では、30A・月150kWhの家庭は九州電力の従量電灯Bが4,795円で、オクトパスエナジーのどちらのプランより安くなります。差はシンプルオクトパスと月8円、グリーンオクトパスと月18円です。
| プラン | 月額 | 従量電灯Bとの差 |
|---|---|---|
| 九州電力 従量電灯B | 4,795円 | ― |
| 九州電力 スマートファミリープラン | 4,865円 | +70円 |
| グリーンオクトパス | 4,813円 | +18円 |
| シンプルオクトパス | 4,803円 | +8円 |
この使用量で九州電力が安いのは、従量電灯Bの燃料費調整単価が上限で1.97円に抑えられ、グリーンオクトパスの2.52円を0.55円下回ったためです。150kWhでは0.55円の差が月83円になり、グリーンオクトパスの電力量料金の安さ(月50円)と基本料金の安さ(月15円)を上回ります。
スマートファミリープランを契約中なら、この使用量でもオクトパスエナジーが月52〜62円安くなります。使用量の少ない一人暮らしの家庭が他の新電力も候補にするなら、一人暮らしにおすすめの電力会社と選び方も参考になります。
| 項目 | 九州電力 従量電灯B | グリーンオクトパス | シンプルオクトパス |
|---|---|---|---|
| 基本料金 | 949円 | 934円 | 0円 |
| 電力量料金 | 2,924円 | 2,874円 | 4,176円 |
| 燃料費等調整額 | 296円 | 378円 | 0円 |
| 再エネ賦課金 | 627円 | 627円 | 627円 |
| 合計 | 4,795円 | 4,813円 | 4,803円 |
一人暮らしの目安30A・210kWhはグリーンオクトパスと九州電力がほぼ同額
2026年10月分の単価では、30A・月210kWhの家庭はグリーンオクトパスが6,595円で、九州電力の従量電灯Bより月7円安くなります。ただしオクトパスエナジーの基本料金は日割りのため、31日ある月は31円上がり、九州電力のほうが月24円安くなります。
| プラン | 月額 | 従量電灯Bとの差 |
|---|---|---|
| 九州電力 従量電灯B | 6,602円 | ― |
| 九州電力 スマートファミリープラン | 6,701円 | +99円 |
| グリーンオクトパス | 6,595円 | −7円 |
| シンプルオクトパス | 6,724円 | +122円 |
シンプルオクトパスは、この使用量では従量電灯Bより月122円高くなります。基本料金は0円でも、一律27.84円の単価が従量電灯Bの第1段階18.37円・第2段階23.97円より高く、210kWhでは基本料金の差を埋めきれないためです。
| 項目 | 九州電力 従量電灯B | グリーンオクトパス | シンプルオクトパス |
|---|---|---|---|
| 基本料金 | 949円 | 934円 | 0円 |
| 電力量料金 | 4,362円 | 4,254円 | 5,846円 |
| 燃料費等調整額 | 414円 | 529円 | 0円 |
| 再エネ賦課金 | 878円 | 878円 | 878円 |
| 合計 | 6,602円 | 6,595円 | 6,724円 |
二人暮らしの目安40A・300kWhはグリーンオクトパスが年間約590円安い
40A・月300kWhの家庭は、グリーンオクトパスが9,580円で、九州電力の従量電灯Bより月49円、10月分の単価が12か月続いた場合で年間約590円安くなります。31日ある月でも月8円安く、九州電力との逆転は起きません。
| プラン | 月額 | 従量電灯Bとの差 |
|---|---|---|
| 九州電力 従量電灯B | 9,629円 | ― |
| 九州電力 スマートファミリープラン | 9,770円 | +141円 |
| グリーンオクトパス | 9,580円 | −49円 |
| シンプルオクトパス | 9,606円 | −23円 |
シンプルオクトパスも月23円安く、グリーンオクトパスとの差は月26円です。40Aの家庭はどちらを選んでも金額はほぼ同じで、燃料費調整額の変動を避けたいかどうかでプランを選ぶことになります。
| 項目 | 九州電力 従量電灯B | グリーンオクトパス | シンプルオクトパス |
|---|---|---|---|
| 基本料金 | 1,265円 | 1,246円 | 0円 |
| 電力量料金 | 6,519円 | 6,324円 | 8,352円 |
| 燃料費等調整額 | 591円 | 756円 | 0円 |
| 再エネ賦課金 | 1,254円 | 1,254円 | 1,254円 |
| 合計 | 9,629円 | 9,580円 | 9,606円 |
ファミリーの目安50A・410kWhはシンプルオクトパスが年間約5,520円安い
2026年10月分の単価では、50A・月410kWhの家庭はシンプルオクトパスが13,128円で、九州電力の従量電灯Bより月460円、年間では約5,520円安くなります。グリーンオクトパスも月155円安いものの、シンプルオクトパスとの差は月305円です。
| プラン | 月額 | 従量電灯Bとの差 |
|---|---|---|
| 九州電力 従量電灯B | 13,588円 | ― |
| 九州電力 スマートファミリープラン | 13,660円 | +72円 |
| グリーンオクトパス | 13,433円 | −155円 |
| シンプルオクトパス | 13,128円 | −460円 |
契約が50Aになると、従量電灯Bの基本料金は月1,581円になり、基本料金0円のシンプルオクトパスとの差が大きくなります。40Aのまま月400kWh使う家庭ではグリーンオクトパスのほうが安く、同じ使用量でも契約アンペアで安いプランが変わります。
| 項目 | 九州電力 従量電灯B | グリーンオクトパス | シンプルオクトパス |
|---|---|---|---|
| 基本料金 | 1,581円 | 1,557円 | 0円 |
| 電力量料金 | 9,486円 | 9,129円 | 11,414円 |
| 燃料費等調整額 | 808円 | 1,033円 | 0円 |
| 再エネ賦課金 | 1,714円 | 1,714円 | 1,714円 |
| 合計 | 13,588円 | 13,433円 | 13,128円 |
電気を多く使う50A・500kWhはシンプルオクトパスが年間約6,710円安い
2026年10月分の単価では、50A・月500kWhの家庭はシンプルオクトパスが16,010円で、九州電力の従量電灯Bより月559円、年間では約6,710円安くなります。今回試算した5つの使用量のうち、差が最も大きくなる組み合わせです。
| プラン | 月額 | 従量電灯Bとの差 |
|---|---|---|
| 九州電力 従量電灯B | 16,569円 | ― |
| 九州電力 スマートファミリープラン | 16,584円 | +15円 |
| グリーンオクトパス | 16,331円 | −238円 |
| シンプルオクトパス | 16,010円 | −559円 |
差の中心は基本料金と燃料費調整額です。シンプルオクトパスは電力量料金が従量電灯Bより月2,007円高いものの、50Aの基本料金1,581円と燃料費等調整額985円がかからないため、差し引きで月559円安くなります。
シンプルオクトパスの適用期間は1年で、その後はグリーンオクトパスに移行する場合があります。移行した場合の50A・500kWhは、10月分の単価で従量電灯Bより月238円安い水準です。
| 項目 | 九州電力 従量電灯B | グリーンオクトパス | シンプルオクトパス |
|---|---|---|---|
| 基本料金 | 1,581円 | 1,557円 | 0円 |
| 電力量料金 | 11,913円 | 11,424円 | 13,920円 |
| 燃料費等調整額 | 985円 | 1,260円 | 0円 |
| 再エネ賦課金 | 2,090円 | 2,090円 | 2,090円 |
| 合計 | 16,569円 | 16,331円 | 16,010円 |
ガスセット割を使う福岡の家庭は九州電力のほうが安い
九州電力のガスセット(スマートファミリープラン[ガスセット]ときゅうでんガス)を使う家庭は、50A・500kWhを除き、九州電力のままのほうが安くなります。電気をオクトパスエナジーに切り替えると、きゅうでんガスのセット割引が、ガスだけを契約した場合の割引まで下がるためです。
| 電気の契約電流 | セット契約の割引 | ガスだけの割引 |
|---|---|---|
| 10〜20A | 月300円 | 月300円 |
| 30A | 月600円 | 月300円 |
| 40A | 月700円 | 月300円 |
| 50A | 月800円 | 月300円 |
| 60A | 月900円 | 月300円 |
ガスを月16〜30㎥使う家庭は、電気を切り替えるとガス料金の割引が30Aで月300円、40Aで月400円、50Aで月500円減ります。この減る分を、スマートファミリープランとオクトパスエナジーの電気代の差と合わせると、結果が逆転します。
| 契約と使用量 | 電気代の差 | ガス割引の減少を含めた差 |
|---|---|---|
| 30A・150kWh | オクトパスエナジーが62円安い | 九州電力が238円安い |
| 30A・210kWh | オクトパスエナジーが105円安い | 九州電力が195円安い |
| 40A・300kWh | オクトパスエナジーが190円安い | 九州電力が210円安い |
| 50A・410kWh | オクトパスエナジーが532円安い | オクトパスエナジーが32円安い |
| 50A・500kWh | オクトパスエナジーが574円安い | オクトパスエナジーが74円安い |
ガスセットの家庭は、電気だけを見ると月62〜574円安くなりますが、ガス料金の割引が減る分を足すと、40A・300kWhまでは九州電力が月195〜238円安い結果です。50Aの家庭でもほぼ同額から月74円安い程度で、ガスセットの家庭がオクトパスエナジーに切り替えて得られる差はわずかです。
\このページからお申込みで最大12,000円割引適用/
※内訳:本ページ経由の新規申込みでもれなく4,000円割引+友達紹介割8,000円割引
※「友達紹介割」は新規申し込み時には適用されず、契約後に友達を紹介することで適用されます。
オール電化は契約電力10kW以下なら九州電力が安い
オール電化住宅は、契約電力が10kW以下なら、夜型も昼型も九州電力のプランのほうが安くなります。九州電力の標準モデル(6kW)では、夜型の電化でナイト・セレクトが月1,254円、昼型のおひさま昼トクプランが月668〜755円安い結果です。
- 九州電力とオール電化オクトパスの時間帯と基本料金の違い
- 夜型のオール電化オクトパスと九州電力の電気代
- 昼型のオール電化オクトパス−サンシャインと九州電力の電気代
- 契約電力11〜12kWのオクトパスエナジーとの差
九州電力とオール電化オクトパスは休日の単価と基本料金の決まり方が違う
九州電力の電化でナイト・セレクトとオール電化オクトパスは、夜間が安く昼間が高い点は同じですが、休日の単価と基本料金の決まり方が異なります。九州電力は土日祝日などの昼間が平日より安く、オクトパスエナジーには休日の区分がありません。
| 項目 | 電化でナイト・セレクト | オール電化オクトパス |
|---|---|---|
| 基本料金 | 10kW以下は1,888.80円 | 1kWにつき1日10.42円 |
| 昼間・平日(夏冬) | 27.63円 | 29.03円 |
| 昼間・平日(春秋) | 24.74円 | 25.87円 |
| 昼間・休日(夏冬) | 22.01円 | 29.03円 |
| 昼間・休日(春秋) | 18.61円 | 25.87円 |
| 夜間 | 14.59円 | 14.73円 |
| 夜間の時間帯 | 3パターンから選択 | 22時〜翌8時 |
| 燃料費等調整単価 | 2.44円 | 2.52円 |
基本料金だけを比べると、オクトパスエナジーのほうが安くなるのは契約電力6kW未満の家庭です。九州電力の1,888.80円を1kWあたり月312.6円(30日)で割ると約6.04kWになり、31日ある月は約5.85kWが境目です。
「電化でナイト・セレクト」には上限がないため、燃料価格が高騰した場合には、「電化でナイト・セレクト」の方が燃料費調整額が高くなる可能性があります。
出典:九州電力「電化でナイト・セレクト」
九州電力のオール電化プランは、従量電灯Bと違って燃料費調整額に上限がありません。オクトパスエナジーも上限がないため、オール電化の比較では燃料価格が上がったときの負担は両社で同じ条件になります。
夜型はオール電化オクトパスが九州電力より月1,254円高い
夜型のオール電化は、九州電力の標準モデル(契約電力6kW・月610kWh)に2026年10月分の単価を当てはめると、電化でナイト・セレクトが17,740円、オール電化オクトパスが18,993円です。契約電力を4kWまで下げても、オール電化オクトパスが月629円高くなります。
| 契約電力 | 電化でナイト・セレクト | オール電化オクトパス | 差 |
|---|---|---|---|
| 4kW | 17,740円 | 18,368円 | +629円 |
| 6kW | 17,740円 | 18,993円 | +1,254円 |
| 8kW | 17,740円 | 19,619円 | +1,879円 |
| 10kW | 17,740円 | 20,244円 | +2,504円 |
差の大部分は電力量料金で、同じ使い方でもオール電化オクトパスが月1,218円高くなります。休日昼間の134kWhに、九州電力より1kWhあたり7円前後高い単価がかかることが主な理由です。
休日昼間の使用分をすべて平日の単価で計算しても、オール電化オクトパスの電力量料金は月443円高く、オール電化オクトパスが安くなる組み合わせは契約電力10kW以下にはありません。
昼型のオール電化オクトパス−サンシャインも九州電力より高い
昼型のオール電化オクトパス−サンシャインは、昼間の単価は安いものの、18時〜翌8時の単価が九州電力のおひさま昼トクプランより5.03円高く、合計では九州電力のほうが安くなります。
| 時間帯 | おひさま昼トクプラン | オール電化オクトパス−サンシャイン | 変化 |
|---|---|---|---|
| 8〜9時 | 35.02円/31.84円 | 23.40円 | 下がる |
| 9〜10時 | 35.02円/31.84円 | 14.98円 | 下がる |
| 10〜15時 | 13.47円/12.37円 | 14.98円 | 1.51〜2.61円上がる |
| 15〜16時 | 13.47円/12.37円 | 23.40円 | 9.93〜11.03円上がる |
| 16〜18時 | 35.02円/31.84円 | 23.40円 | 下がる |
| 18時〜翌8時 | 18.37円 | 23.40円 | 5.03円上がる |
九州電力の標準モデル(6kW・月596kWh)では、おひさま昼トクプランが17,236円、オール電化オクトパス−サンシャインが17,904〜17,991円で、差は月668〜755円です。昼間の沸き上げをすべて9〜15時に合わせた場合が668円、各時間帯の中で使用量が均等な場合が755円です。
標準モデルでは使用量の4割以上が18時〜翌8時に入るため、朝夕の単価が下がる分より夜間の単価が上がる分が大きくなります。昼間に寄せる量を増やしても差は1kWhあたり約3円ずつしか縮まらず、6kWで追いつくには使用量の約4分の3を9〜15時に集める必要があります。
| 昼型の使い方の家庭のプラン | 月額 | オール電化オクトパス−サンシャインとの差 |
|---|---|---|
| 九州電力 電化でナイト・セレクト | 18,670円 | +679円 |
| オール電化オクトパス−サンシャイン | 17,991円 | ― |
| 九州電力 おひさま昼トクプラン | 17,236円 | −755円 |
電化でナイト・セレクトを契約中で昼間に沸き上げる給湯器を持つ家庭は、オール電化オクトパス−サンシャインに変えると、2026年10月分の単価で月679円安くなります。ただし同じ使い方なら九州電力のおひさま昼トクプランに変えるほうが月1,434円安く、昼型に切り替えるなら九州電力の中でプランを変えるのが最も安い選択肢です。
電化でナイト・セレクトとの比較は、おひさま昼トクプランの標準モデルの使い方を当てはめています。18時〜翌8時の259kWhは時間数で分け、18〜22時を昼間74kWh、22時〜翌8時を夜間185kWhとしました。昼間の平日と休日は日数の割合(5対2)で分けています。
オール電化オクトパス−サンシャインは、昼間の沸き上げが各時間帯の中で均等な場合の金額です。夕方以降の使い方によって、電化でナイト・セレクトの金額は変わります。
契約電力11〜12kWだけオクトパスエナジーとの差が縮む
九州電力のオール電化プランは、契約電力が11kWになると基本料金が1,888.80円から4,758.20円に上がるため、11〜12kWの家庭だけオクトパスエナジーとの差が縮みます。
| 契約電力 | 夜型の差(電化でナイト・セレクト比) | 昼型の差(おひさま昼トクプラン比) |
|---|---|---|
| 10kW | +2,504円 | +1,918〜2,005円 |
| 11kW | −53円 | −639〜−552円 |
| 12kW | +260円 | −326〜−239円 |
| 13kW | +573円 | −13〜+74円 |
| 14kW | +885円 | +299〜386円 |
夜型は11kWでも差は月53円で、31日ある月は九州電力が62円安くなるため、実質的には同額です。昼型のオール電化オクトパス−サンシャインは、11〜12kWで月239〜639円安くなり、13kW以上では再び九州電力と同じか高くなります。
編集部のコメント
オール電化は契約電力で結果が大きく変わるので、検針票で契約電力が11kWか12kWかを先に確かめてみてくださいね。
九州電力とグリーンオクトパスの単価差は1.5円以内
九州電力の従量電灯Bとグリーンオクトパスの単価の差は、電力量料金で1kWhあたり0.17〜1.47円、燃料費等調整単価で0.55円(2026年10月分)です。電力量料金はグリーンオクトパスが安く、燃料費調整額は2026年10月分では九州電力が安いため、使用量が少ないほど両者の差は小さくなります。
基本料金は30日の月ならグリーンオクトパス、31日の月なら九州電力が安い
グリーンオクトパスの基本料金は10Aにつき1日10.38円の日割りで、九州電力の従量電灯Bは10Aにつき月316.24円の定額です。30日の月はグリーンオクトパスが30Aで月15円安く、31日の月は逆に月17円高くなります。
| 契約アンペア | 九州電力 従量電灯B | グリーンオクトパス(30日) | グリーンオクトパス(31日) |
|---|---|---|---|
| 20A | 632.48円 | 622.80円 | 643.56円 |
| 30A | 948.72円 | 934.20円 | 965.34円 |
| 40A | 1,264.96円 | 1,245.60円 | 1,287.12円 |
| 50A | 1,581.20円 | 1,557.00円 | 1,608.90円 |
| 60A | 1,897.44円 | 1,868.40円 | 1,930.68円 |
基本料金の差は1か月あたり数十円で、2月のような28日の月はグリーンオクトパスがさらに安くなります。シンプルオクトパスの基本料金は、契約アンペアにかかわらず0円です。
電力量料金は3段階すべてグリーンオクトパスが0.17〜1.47円安い
グリーンオクトパスの電力量料金は、120kWhまで・300kWhまで・300kWh超の3段階すべてで、九州電力の従量電灯Bより安く設定されています。差は第1段階0.17円、第2段階0.97円、第3段階1.47円で、使用量が多いほど広がります。
| 使用量の区分 | 九州電力 従量電灯B | スマートファミリープラン | グリーンオクトパス |
|---|---|---|---|
| 120kWhまで | 18.37円 | 18.37円 | 18.20円 |
| 120〜300kWh | 23.97円 | 23.97円 | 23.00円 |
| 300kWh超 | 26.97円 | 25.87円 | 25.50円 |
| 月300kWh使った場合 | 6,519円 | 6,519円 | 6,324円 |
月300kWh使う家庭の電力量料金は、グリーンオクトパスが従量電灯Bより月195円安くなります。スマートファミリープランは300kWhを超えた分だけ従量電灯Bより1.10円安く、グリーンオクトパスとの差は0.37円に縮まります。
燃料費調整額の差は2026年10月分で0.55円に開いた
九州電力の従量電灯Bとグリーンオクトパスの燃料費等調整単価の差は、2026年8月分までは0.08円でしたが、10月分では0.55円に開きました。10月分の単価は、従量電灯Bが1.97円、スマートファミリープランが2.44円、グリーンオクトパスが2.52円です(国の値引きを除く)。
| プラン | 1kWhあたり | 月300kWhの場合 |
|---|---|---|
| 九州電力 従量電灯B | 1.97円 | 591円 |
| 九州電力 スマートファミリープラン | 2.44円 | 732円 |
| グリーンオクトパス | 2.52円 | 756円 |
| シンプルオクトパス | 0円 | 0円 |
2026年10月分の単価で月300kWhの場合、燃料費調整額でグリーンオクトパスが従量電灯Bより月165円高くなり、電力量料金の差195円の大半を打ち消します。従量電灯Bとの差が0.55円まで開いたのは、2026年9月分から従量電灯Bの燃料費調整額に上限が効いたためです。再エネ賦課金は両社とも1kWhあたり4.18円で、差はつきません。
九州電力の従量電灯Bとの差が開いたのは燃料費調整額の上限のため
九州電力の従量電灯Bとオクトパスエナジーは、燃料費調整額の計算の基準が同じ27,400円で、違いは上限の有無だけです。平均燃料価格が上限の41,100円を超えた2026年9月分から、従量電灯Bの燃料費調整額だけが上限で止まり、グリーンオクトパスとの差が開きました。
オクトパスエナジーと九州電力は燃料費調整の基準が同じ27,400円
燃料費調整額は、原油・液化天然ガス・石炭の輸入価格から出す平均燃料価格が基準を上回った分を、1kWhあたりの単価にして加算する仕組みです。九州電力の従量電灯Bとグリーンオクトパスは、基準の27,400円、計算に使う係数、1,000円あたりの基準単価0.136円がすべて同じです。
| 項目 | 九州電力 従量電灯B | グリーンオクトパス |
|---|---|---|
| 基準の平均燃料価格 | 27,400円 | 27,400円 |
| 基準単価(1,000円あたり) | 0.136円 | 0.136円 |
| 平均燃料価格の上限 | 41,100円 | なし |
| 離島調整の基準価格 | 79,300円 | 52,500円 |
2026年10月分の九州の平均燃料価格44,500円に当てはめると、上限の有無だけで0.55円の差が生まれます。
| 2026年10月分 | 九州電力 従量電灯B | グリーンオクトパス |
|---|---|---|
| 計算に使う平均燃料価格 | 41,100円(上限) | 44,500円 |
| 燃料費調整単価 | 1.86円 | 2.33円 |
| 離島調整単価 | 0.11円 | 0.19円 |
| 燃料費等調整単価 | 1.97円 | 2.52円 |
基準が同じため、上限が効いていない月は、グリーンオクトパスと九州電力の燃料費等調整単価の差は離島調整の基準の違いによる0.08円だけです。上限のない九州電力のスマートファミリープランや電化でナイト・セレクトとは、2026年10月分も0.08円差で連動しています。
九州電力の従量電灯Bは2026年9月分から燃料費調整額の上限が効いている
九州電力の従量電灯Bは、平均燃料価格が41,100円を上回った場合、41,100円として燃料費調整単価を計算すると特定小売供給約款で定めています。九州の平均燃料価格は2026年9月分で41,800円、10月分で44,500円となり、2か月続けて上限を超えました。
1キロリットル当たりの平均燃料価格が41,100円を上回る場合 平均燃料価格は,41,100円といたします。
出典:九州電力「特定小売供給約款(2026年4月1日実施)」別表2 燃料費調整
| 適用月 | 九州の平均燃料価格 | 従量電灯Bの上限 |
|---|---|---|
| 2026年8月分 | 39,900円 | 効いていない |
| 2026年9月分 | 41,800円 | 効いた |
| 2026年10月分 | 44,500円 | 効いた |
上限が効いている間は、燃料価格がさらに上がっても従量電灯Bの燃料費調整単価は1.86円(離島調整を除く)で止まり、グリーンオクトパスだけが上がります。仮に平均燃料価格が50,000円になると差は1.29円に広がり、今回試算した5つの使用量すべてで九州電力の従量電灯Bが月129〜173円安くなります(離島調整は10月分のまま)。
従量電灯Bからオクトパスエナジーに切り替えると、この上限がなくなります。シンプルオクトパスは燃料費調整額そのものがかからないため、適用期間の1年間は燃料価格の上昇の影響を受けません。
国の値引きは九州電力だけ燃料費調整単価に含めて公表されている
国の電気・ガス料金支援による値引きを、九州電力は燃料費調整単価に含めて公表し、オクトパスエナジーは燃料費調整額とは別に電気料金の総額から差し引いています。両社の公表値をそのまま引き算すると、九州電力だけ値引き後の数字になり、差が実際より3.50円大きく見えます。
| 2026年10月分 | 公表されている単価 | 国の値引きを除いた単価 |
|---|---|---|
| 九州電力 従量電灯B | −1.53円 | 1.97円 |
| 九州電力 スマートファミリープラン | −1.06円 | 2.44円 |
| グリーンオクトパス | 2.52円 | 2.52円 |
弊社では燃料費調整額ではなく、電気料金総額から割引を行います。
出典:オクトパスエナジー公式サイト(燃料費調整額と値引きのお知らせ)
値引きの額は両社とも同じなので、比べるときは値引きを除いた単価を使うと正確です。九州電力の値引きは2026年8月分から10月分(7月から9月の使用分)に適用されています。
シンプルオクトパスは契約アンペアが大きいほど九州電力より安くなる
シンプルオクトパスは、契約アンペアが10A上がるごとに九州電力の従量電灯Bより月316円ずつ有利になり、40A以上ならどの使用量でも従量電灯Bより安くなります。月150〜600kWhでの差は40Aで月23〜353円、50Aで月339〜669円で、30Aでは月150〜570kWhの範囲に限り従量電灯Bのほうが安くなります。
シンプルオクトパスは基本料金0円・燃料費調整額0円で一律27.84円
シンプルオクトパスの電気代は、使った電力量に一律27.84円を掛け、再エネ賦課金を足すだけで計算します。契約アンペアによる基本料金も、段階ごとの単価の違いも、燃料費調整額もありません。
| 使用量の区分 | 従量電灯B(燃料費等調整込み) | シンプルオクトパス |
|---|---|---|
| 120kWhまで | 20.34円 | 27.84円 |
| 120〜300kWh | 25.94円 | 27.84円 |
| 300kWh超 | 28.94円 | 27.84円 |
1kWhあたりの単価だけなら、シンプルオクトパスが安いのは300kWhを超えた分だけです。それでも安くなる家庭があるのは、従量電灯Bの基本料金(10Aにつき月316.24円)がかからないためで、契約アンペアが大きいほど有利になります。
40A以上ならシンプルオクトパスはどの使用量でも九州電力より安い
シンプルオクトパスと九州電力の従量電灯Bの差は、契約アンペアが10A上がるごとに月316円ずつシンプルオクトパスに有利になります。20Aはほとんどの使用量で従量電灯Bが安く、30Aは月150kWh未満か570kWh以上で、40A以上ではどの使用量でもシンプルオクトパスが安くなります。
| 契約アンペア | 月150kWh | 月300kWh | 月500kWh |
|---|---|---|---|
| 20A | +325円 | +610円 | +390円 |
| 30A | +8円 | +293円 | +73円 |
| 40A | −308円 | −23円 | −243円 |
| 50A | −624円 | −339円 | −559円 |
| 60A | −940円 | −655円 | −875円 |
40Aの家庭は、月290〜440kWhならグリーンオクトパスがシンプルオクトパスより安く、それ以外の使用量ではシンプルオクトパスが安くなります。ただし2つのプランの差はどの使用量でも月26円以内のため、40Aの家庭は料金よりも、燃料費調整額の変動を避けたいかどうかで選ぶとよいでしょう。50A以上になると、グリーンオクトパスと比べてもシンプルオクトパスが月285〜633円安くなります。
シンプルオクトパスは1年後に継続かグリーンオクトパスへの移行になる
シンプルオクトパスの定義書では、適用期間は適用開始日から1年目の日が属する月の検針日の前日までで、翌日からはグリーンオクトパスを適用すると定められています。グリーンオクトパスに移ると、基本料金と燃料費調整額がかかります。
シンプルオクトパス 2026-04(九州電力エリア)の適用期間終了後、(2)に定める適用終了日の翌日からグリーンオクトパス 2026-04(九州電力エリア)を適用します。
出典:TGオクトパスエナジー「電気料金メニュー定義書【シンプルオクトパス 2026-04(九州電力エリア)】」
50A・500kWhの家庭がグリーンオクトパスに移った場合、2026年10月分の単価では従量電灯Bより月238円安い水準で、シンプルオクトパスのときより差は月321円縮みます。
- オクトパスエナジーから届く、1年後の料金プランの案内メールの内容
- 直近の検針票の契約アンペアと月の使用量
- その月の九州電力とオクトパスエナジーの燃料費等調整単価の差
確認の結果、グリーンオクトパスが九州電力より高くなる使用量なら、オクトパスエナジーは解約金が原則かからないため、他社へ切り替えられます。燃料費等調整単価の差からどちらが安いかを判定する方法は、グリーンオクトパスと九州電力の毎月の判定方法で確認できます。
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グリーンオクトパスと九州電力は燃料費調整額の差で入れ替わる
グリーンオクトパスと九州電力の従量電灯Bのどちらが安いかは、その月の燃料費等調整単価の差で入れ替わります。差が0.08円だった2026年6〜8月分は試算した5つの使用量すべてでグリーンオクトパスが安く、差が0.55円に開いた10月分に、30A・150kWhで九州電力が逆転しました。
月300kWhなら燃料費調整額の差が0.71円を超えたら九州電力が安い
グリーンオクトパスと九州電力の従量電灯Bが入れ替わる境目は、燃料費等調整単価の差で0.43〜1.03円です。基本料金と電力量料金の差を使用量で割った値で、料金表が改定されない限り変わりません。
| 契約と使用量 | 九州電力が安くなる差(30日の月) | 10月分(差0.55円) |
|---|---|---|
| 30A・150kWh | 0.43円を超えたら | 九州電力 |
| 30A・210kWh | 0.58円を超えたら | グリーンオクトパス |
| 40A・300kWh | 0.71円を超えたら | グリーンオクトパス |
| 50A・410kWh | 0.93円を超えたら | グリーンオクトパス |
| 50A・500kWh | 1.03円を超えたら | グリーンオクトパス |
31日ある月はグリーンオクトパスの基本料金が1日分上がるため、境目は30A・150kWhで0.22円、30A・210kWhで0.43円、40A・300kWhで0.58円に下がります。スマートファミリープランとの差は上限が効かないため毎月0.08円前後で、どの使用量でもグリーンオクトパスが安い状態が続きます。
2026年10月分に30A・150kWhで九州電力の従量電灯Bが逆転した
2026年6月分から10月分の燃料費等調整単価を並べると、グリーンオクトパスと九州電力の従量電灯Bの差は、8月分まで0.08円、9月分で0.18円、10月分で0.55円と開きました。30A・150kWhの家庭は、9月分まで月37〜52円グリーンオクトパスが安く、10月分で月18円高くなっています。
| 適用月 | グリーンオクトパス | 従量電灯B | 差 | 30A・150kWhの結果 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年6月分 | 1.37円 | 1.29円 | 0.08円 | グリーンオクトパスが52円安い |
| 7月分 | 1.47円 | 1.39円 | 0.08円 | グリーンオクトパスが52円安い |
| 8月分 | 1.80円 | 1.72円 | 0.08円 | グリーンオクトパスが52円安い |
| 9月分 | 2.14円 | 1.96円 | 0.18円 | グリーンオクトパスが37円安い |
| 10月分 | 2.52円 | 1.97円 | 0.55円 | 九州電力が18円安い |
この5か月で、グリーンオクトパスの単価は1.15円上がり、九州電力の従量電灯Bは上限で止まったため0.68円の上昇でした。燃料価格が上がり続ける局面では、使用量の少ない家庭から順に九州電力の従量電灯Bが有利になります。
グリーンオクトパスと九州電力は燃料費調整単価の引き算で毎月判定できる
グリーンオクトパスと九州電力の従量電灯Bのどちらが安いかは、両社が毎月公表する燃料費等調整単価を引き算すれば判定できます。必要なのは、検針票の契約アンペアと使用量、両社の公表値の3つです。
- STEP
検針票で契約アンペアと使用量を確認する
九州電力の検針票(電気ご使用量のお知らせ)で、契約アンペアと月の使用量(kWh)を確認します。境目の表から、自分に近い契約と使用量の行を選びます。
- STEP
九州電力の燃料費等調整単価を調べる
九州電力の「過去の燃料費等調整単価」で、特定小売供給約款(従量電灯B)の当月分を確認します。国の値引きが実施されている月は、[ ]内の値引き単価を足し戻します。
- STEP
オクトパスエナジーの単価と引き算する
オクトパスエナジーの「燃料費調整のお知らせ」で九州電力エリアの当月分を確認し、九州電力の単価を引きます。差が境目の値を超えていれば九州電力、下回っていればグリーンオクトパスが安くなります。
たとえば2026年10月分の差は0.55円(グリーンオクトパス2.52円−九州電力1.97円)です。30A・150kWhは境目の0.43円を超えるので九州電力、40A・300kWhは境目の0.71円より小さいのでグリーンオクトパスが安くなります。
編集部のコメント
1か月だけで決めずに、3か月ほど続けて差を見てから判断すると、燃料費調整額の一時的な上下に振り回されにくいですよ。
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料金以外はセット割が九州電力、再エネ100%はオクトパスエナジー
料金以外の違いは、ガスや光回線とのセット割引、ポイント、対面の相談窓口で九州電力が上回り、追加料金なしで実質再生可能エネルギー100%の電気を使える点でオクトパスエナジーが上回ります。九州電力のセット割引を受けている家庭は、電気代の差より割引の減少のほうが大きくなる場合があります。
- 九州電力とオクトパスエナジーのガスのセット契約
- 九電グループまとめてあんしん割とオクトパスエナジーの比較
- 九州電力のQピコとオクトパスエナジーのポイント
- オクトパスエナジーと九州電力の再生可能エネルギー100%の電気
- 九州電力とオクトパスエナジーの支払い方法
- 九州電力とオクトパスエナジーの問い合わせ窓口
電気とガスをまとめられるのは九州電力だけ
九州電力は、福岡県の西部ガス都市ガス供給区域で「きゅうでんガス」を販売し、電気とセットで契約するとガス料金を割り引いています。オクトパスエナジーの電気とガスのセット契約は、九州電力エリアでは提供されていません(オクトパスエナジー「電気とガスのセット」、2026年9月17日確認)。
電気だけをオクトパスエナジーに切り替えても、きゅうでんガスはガスだけの契約として続けられ、割引額はガスだけの金額(月16〜30㎥で月300円)に下がります。損得はガスセット割を使う家庭の比較で試算しています。ガス会社も見直すなら福岡で安い都市ガス会社の比較が参考になります。
九電グループまとめてあんしん割はBBIQとQTモバイルが最大月330円引き
九電グループまとめてあんしん割は、九州電力の電気を契約している家庭が、QTnetの光回線「BBIQ」やスマートフォン「QTモバイル」を使うと料金が割り引かれるサービスです。電気をオクトパスエナジーに切り替えると、九州電力の電気の契約という条件を満たさなくなり、割引の対象外になります(BBIQ「九電グループまとめてあんしん割 よくあるご質問」)。
| セットにするサービス | 割引額 | 条件 |
|---|---|---|
| BBIQ | 月330円 | BBIQつづけて割に加入 |
| BBIQ | 月110円 | BBIQつづけて割に未加入 |
| QTモバイル | 1回線につき月110円 | データ+通話コース |
| きゅうでんガス | 契約電流とガス使用量で変動 | ガスセットの電気プラン |
BBIQつづけて割に加入している家庭が従量電灯Bからオクトパスエナジーに切り替えると、月330円の割引がなくなります。今回試算した使用量でこの330円を上回る差がつくのは、50A以上のシンプルオクトパス(410kWhで月460円、500kWhで月559円)だけで、差し引きは月130〜229円です。
ポイントが貯まるのは九州電力のQピコだけ
九州電力の「Qピコ」は、毎月の電気の使用量や新規契約、会員サイト「My九電」への登録などで貯まるポイントで、Qピコ抽選会への応募に使えます(九州電力「Qピコ」)。電気料金の支払いに充てるポイントではありません。
オクトパスエナジーのグリーンオクトパスとシンプルオクトパスの定義書には、ポイントを付与する規定はありません。スミカノモリのオクトパスエナジーの評判をまとめた利用者アンケート(2026年6月)でも、改善してほしい点としてポイント制度を挙げる回答がありました。
実質再生可能エネルギー100%を追加料金なしで選べるのはオクトパスエナジー
オクトパスエナジーのグリーンオクトパスとシンプルオクトパスは、再生可能エネルギー指定の非化石証書を100%使い、実質的に再生可能エネルギー100%かつ二酸化炭素排出係数ゼロとする料金プランで、追加料金はかかりません。
| 項目 | 九州電力 | オクトパスエナジー |
|---|---|---|
| 実質再エネ100%の電気 | まるごと再エネプラン | グリーンオクトパス/シンプルオクトパス |
| 追加料金 | 月500円 | なし |
| 従量電灯Bの場合 | スマートファミリープランへの変更が必要 | 切り替えで上限がなくなる |
九州電力のまるごと再エネプランは、水力・地熱などの再生可能エネルギー由来の電気と非化石証書を組み合わせた付帯契約です。従量電灯Bの家庭が申し込むとスマートファミリープランへの変更が条件になるため、どちらを選んでも燃料費調整額の上限はなくなります。
支払い方法は九州電力が4種類、オクトパスエナジーが3種類
支払い方法は、口座振替とクレジットカードが両社共通で、九州電力はSMS決済と振込用紙、オクトパスエナジーはコンビニ払いにも対応しています。オクトパスエナジーのコンビニ払いは、1回の支払いごとに220円の手数料がかかります。
| 支払い方法 | 九州電力 | オクトパスエナジー |
|---|---|---|
| 口座振替 | 対応(従量電灯Bは月55円割引) | 対応 |
| クレジットカード | 対応 | 対応 |
| コンビニ払い | 振込用紙で対応 | 1回220円(セブン-イレブン除く) |
| SMS決済 | 対応 | なし |
九州電力の従量電灯Bで口座振替割引を受けている家庭は、オクトパスエナジーに切り替えると月55円の割引がなくなります。30A・210kWh(差は月7円)や40A・300kWh(差は月49円)の家庭は、口座振替割引を含めると九州電力のほうが安くなります。
窓口で対面の相談ができるのは九州電力だけ
九州電力は、福岡・佐賀・長崎・大分・熊本・宮崎・鹿児島の7県に営業所を置き、LINEでの問い合わせにも対応しています。オクトパスエナジーの問い合わせ先は、電話(0800-080-7927、土日祝日と年末年始を除く)と公式LINEで、新規の契約は電話では受け付けずホームページからの申し込みに限られます。
| 問い合わせ先 | 九州電力 | オクトパスエナジー |
|---|---|---|
| 対面の窓口 | 7県の営業所 | なし |
| 電話 | 営業所・コールセンター | 0800-080-7927 |
| LINE | 対応 | 対応 |
同じ利用者アンケート(2026年6月・有効回答99件)では、返信の遅さや電話のつながりにくさ、対面窓口がないことなど、問い合わせ対応を気になる点に挙げた回答が6件ありました。手続きを対面で相談しながら進めたい人は、九州電力のほうが選択肢があります。
オクトパスエナジーは本ページ経由の新規申込で4,000円割引
オクトパスエナジーを本ページ経由で新規に申し込むと、電気料金から総額4,000円が割り引かれます。月1,000円ずつ4か月間、初回の請求から自動で差し引かれ、申請の手続きはありません。
| 特典 | 金額 | 受け取り方 |
|---|---|---|
| 新規申込の割引 | 総額4,000円 | 初回請求から月1,000円×4か月 |
| 友達紹介割 | 8,000円 | 契約後に自分が友達を紹介したとき |
4,000円の割引は、九州電力の従量電灯Bとの1年分の差より大きい家庭が多く、差が月数十円の家庭でも1年目はオクトパスエナジーのほうが安くなります。2026年10月分の単価が12か月続いた場合、1年目の差は契約と使用量ごとに分かれます。
| 契約と使用量 | 1年間の電気代の差 | 4,000円割引を含めた1年目 |
|---|---|---|
| 30A・150kWh | 九州電力が96円安い | オクトパスエナジーが3,904円安い |
| 30A・210kWh | オクトパスエナジーが84円安い | オクトパスエナジーが4,084円安い |
| 40A・300kWh | オクトパスエナジーが588円安い | オクトパスエナジーが4,588円安い |
| 50A・410kWh | オクトパスエナジーが5,520円安い | オクトパスエナジーが9,520円安い |
| 50A・500kWh | オクトパスエナジーが6,708円安い | オクトパスエナジーが10,708円安い |
| オール電化・6kW(夜型) | 九州電力が15,048円安い | 九州電力が11,048円安い |
30A・150kWhの家庭は、1年目は割引で3,904円安くなりますが、2年目以降は九州電力の従量電灯Bより年間96円高い水準です。オール電化住宅は、4,000円の割引を含めても1年目から九州電力のほうが安くなります。
4,000円の割引は、途中で解約すると受け取れない分が出ます。初回の請求より前に解約すると割引の対象から外れ、割引が始まった後に解約すると、残額は解約直前の請求日で消滅し、その後の月の割引も付与されません。
本割引の付与が開始された後に解約をされた場合、その時点で既に付与されている分の本割引の残額は解約直前の電気料金の請求日時点で消滅し、その後の月に予定されている割引は付与されません。
出典:オクトパスエナジー「サイトdeオクトパス割」
例外は引っ越しです。オクトパスエナジーのマイページのお引越し手続きから、解約と同時に新しい住所でオクトパスエナジーと契約した場合は、割引の残額とその後の月の割引が引き継がれます。
編集部のコメント
4か月以内に他社へ切り替える予定がないか、申し込む前に確かめておいてくださいね。引っ越しの予定がある人は、マイページのお引越し手続きを使えば割引は途切れません。
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※内訳:本ページ経由の新規申込みでもれなく4,000円割引+友達紹介割8,000円割引
※「友達紹介割」は新規申し込み時には適用されず、契約後に友達を紹介することで適用されます。
オクトパスエナジーに乗り換えて損をする4つの条件
九州電力からオクトパスエナジーに乗り換えて損をしやすいのは、従量電灯Bの燃料費調整額の上限を手放す場合、申込時のプラン選びを誤った場合、九州電力のセット割引を受けている場合、新規申込の割引期間中に他社へ移る場合の4つです。いずれも解約金はかかりませんが、元の条件に戻すまでの差額は取り戻せません。
従量電灯Bの家庭は燃料価格が上がるほど九州電力との差で損をする
九州電力の従量電灯Bからオクトパスエナジーに切り替えると、燃料費調整額の上限(平均燃料価格41,100円)がなくなります。九州の平均燃料価格はすでに2026年9月分から上限を超えており、燃料価格がさらに上がると、使用量の多い家庭まで九州電力のほうが安い範囲が広がります。
上限が効いたときに差がどこまで開くかは、九州電力の従量電灯Bの燃料費調整額の上限で試算しています。シンプルオクトパスは燃料費調整額がかからないため、適用期間の1年間はこの影響を受けません。
- 九州電力の「過去の燃料費等調整単価」で、上限価格を超えたという注記が続いているか
- オクトパスエナジーの毎月の燃料費調整のお知らせで、九州電力エリアの単価が上がり続けていないか
- 両社の単価の差が、自分の契約と使用量の境目を超えていないか
オクトパスエナジーは契約から1年間プランも契約アンペアも変更できない
オクトパスエナジーのグリーンオクトパスとシンプルオクトパスは、契約電流を設定または変更した後の検針日から1年目の検針日まで、契約電流も料金プランも変更できないと定義書で定められています。
お客さまは、やむを得ない場合を除き、お客さまが契約電流または契約容量を新たに設定もしくは変更した後の計量日または検針日から 1 年目の日が属する月の計量日または検針日まで、契約電流または契約容量を変更することはできません。電気料金メニューの変更についても同様とします。
出典:TGオクトパスエナジー「電気料金メニュー定義書【グリーンオクトパス 2026-04(九州電力エリア)】」
たとえば2026年10月分の単価では、30A・210kWhの家庭がシンプルオクトパスを選ぶと、グリーンオクトパスより月129円高くなります。グリーンオクトパスの燃料費調整額は毎月変わるため差も月ごとに動きますが、どちらのプランが合わなくても1年間は変更できません。
申し込む前に、検針票の契約アンペアと直近の使用量から安いプランを選んでおく必要があります。契約アンペア別の目安は、契約アンペア別のシンプルオクトパスと九州電力の電気代で確認できます。
九州電力のセット割引や口座振替割引を受けている家庭は差が消える
九州電力の電気の契約を条件にした割引は、オクトパスエナジーに切り替えると受けられなくなります。電気代の差が月数十円の家庭は、切り替えでなくなる割引を1つでも受けていれば、九州電力のほうが安くなります。
- きゅうでんガスのセット割引(ガスだけの契約の割引まで下がる)
- 九電グループまとめてあんしん割(BBIQは月330円または110円、QTモバイルは1回線月110円)
- 従量電灯Bの口座振替割引(月55円)
- スマートファミリープランの2年契約割引(年777円。2年未満の解約は精算の場合あり)
割引ごとの損得は、ガスセット割を使う家庭の比較と料金以外の九州電力とオクトパスエナジーの違いで、契約アンペアと使用量ごとに確認できます。
4回分の請求より前に他社へ移るとオクトパスエナジーの割引の残りを失う
オクトパスエナジーの新規申込の割引は月1,000円ずつ4か月に分けて付与され、割引期間中に解約すると、残額は消滅しその後の割引も付与されません。例外は、マイページのお引越し手続きで新しい住所でもオクトパスエナジーと契約する場合です。
試しに契約してすぐ九州電力に戻る使い方では、割引の一部しか受け取れません。解約時の条件は、オクトパスエナジーのキャンペーンでキャンペーンページの記載を引用しています。
オクトパスエナジーの訪問販売で勧誘されたらその場で契約しない
オクトパスエナジーの電気は訪問販売員による案内も行われていますが、訪問を受けたときはその場で契約せず、社名・契約先・料金プランを確認してから自分で申し込むほうが安全です。電力の訪問販売では、契約先を偽る説明や、検針票の情報だけで契約を変えられてしまうトラブルの相談が国民生活センターに寄せられています。
- 訪問してきた会社の社名と連絡先、電気の契約先がどこになるか
- 「アパート全体で電力会社が変わる」と言われたら、管理会社や大家さんに事実か確認する
- 検針票(お客さま番号・供給地点特定番号)はその場で見せない
- 提案された料金プランと、いまの九州電力の料金を自分で比べる
検針票には、電力会社の切り替えに必要なお客さま番号と供給地点特定番号が載っています。この2つを知られると、本人が契約したつもりのないまま切り替えの手続きが進むおそれがあります。
オクトパスエナジーの公式ブログでも、強引な勧誘を行う会社があり、利用者から意図せず他社へ乗り換えさせられたという相談が寄せられていると説明しています(オクトパスエナジー公式ブログ「オクトパスエナジーと訪問販売員が大切にしていること」)。九州電力も、当社関係者を装った勧誘や詐欺への注意を呼びかけています(九州電力「当社関係者を装った勧誘や詐欺等にご注意ください」)。
特定商取引法上の訪問販売に該当する場合は、事業者から適法な契約書面を受け取ってから8日以内であればクーリング・オフできます。
出典:国民生活センター「『契約変更しませんか?』突然やってくる電気・ガスの勧誘に注意!」
クーリング・オフの通知は、はがきのほか電子メールでも出せます。意図しない契約をしてしまった場合や判断に迷う場合は、消費者ホットライン「188」で最寄りの消費生活センターに相談できます(国民生活センター「電力・ガスの契約トラブル」)。
編集部のコメント
訪問販売で説明を聞いて気に入った場合も、その場では断って、あとで公式サイトから自分で申し込めば同じ電気が使えますよ。
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※「友達紹介割」は新規申し込み時には適用されず、契約後に友達を紹介することで適用されます。
九州電力からオクトパスエナジーへは番号2つで乗り換えられる
九州電力からオクトパスエナジーへの乗り換えは、検針票のお客さま番号と供給地点特定番号があればWebで申し込めます。九州電力への解約の手続きは、本人の同意にもとづいて切り替え先の電力会社が行うことができ、切り替えにかかる期間はスマートメーターの交換が不要なら4日程度、必要なら2週間程度が標準です(資源エネルギー庁「電力会社の切り替え方法」)。
- STEP
検針票で番号と契約内容を確認する
九州電力の検針票(電気ご使用量のお知らせ)で、お客さま番号、供給地点特定番号、契約中のプラン名、契約アンペア、直近の使用量を確認します。
- STEP
契約するプランを決める
契約から1年間はプランを変更できないため、設備と契約アンペア、使用量からプランを決めます。一般の家庭はグリーンオクトパスかシンプルオクトパス、夜間蓄熱式や昼間沸上げ型の給湯器がある家庭はオール電化オクトパスかオール電化オクトパス−サンシャインが対象です。
- STEP
本ページ経由でWebから申し込む
オクトパスエナジーの新規契約は電話では受け付けておらず、ホームページからの申し込みに限られます。本ページのリンクから申し込むと、総額4,000円の割引が適用されます。
- STEP
切り替え日と初回の請求を確認する
切り替え日はオクトパスエナジーから案内されます。初回の請求で月1,000円の割引が差し引かれているかを確認します。
2026年10月分の単価では、一般の家庭は40A以上ならシンプルオクトパス、30A以下で月200kWh以上ならグリーンオクトパスが安い目安です。オール電化住宅は、契約電力10kW以下なら九州電力のオール電化プランのほうが安いため、切り替えずに九州電力の中でプランを変えることも比べてください。
引っ越しを伴わず同じ住所で切り替える場合、九州電力への解約の連絡は必要ありません。引っ越しと同時に切り替える場合は、いまの住所の九州電力の電気を止める手続きを自分で行います。
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オクトパスエナジーから九州電力へ戻す手順と戻る前の確認
オクトパスエナジーから九州電力に戻すときは、九州電力に申し込めば、オクトパスエナジーの解約の手続きは本人の同意にもとづいて九州電力が行うことができます。オクトパスエナジーは、解約時に原則として解約金や違約金は発生しません。
九州電力の約款には、一度他社に切り替えた人が戻ることを断る決まりはありません。ただし、以前の電気料金に未払いがあると、申し込みを断られることがあります(九州電力「特定小売供給約款」)。
- STEP
戻る時期を決める
オクトパスエナジーの新規申込の割引が4か月分付与された後に切り替えると、割引を受け取り損ねません。
- STEP
九州電力に申し込む
九州電力「インターネットお申込み」または九州電力の窓口で、従量電灯Bなど戻りたいプランを指定して申し込みます。オクトパスエナジーのマイページで確認できるお客さま番号と供給地点特定番号を用意します。
- STEP
切り替え日を確認する
切り替え日は九州電力から案内されます。切り替え日までの電気料金は、オクトパスエナジーから請求されます。
- 九州電力時代の電気料金に未払いがないか
- 季時別電灯・時間帯別電灯・ピークシフト電灯などを使っていた場合、同じプランに新規で申し込めるか
- ガスセットやまとめてあんしん割を再開したい場合、それぞれの申し込みが別に必要か
時間帯別の旧プランに戻れるかは、九州電力の特定小売供給約款には記載がありません。切り替える前に九州電力の窓口で確認しておくと、戻れなかった場合の差額を事前に判断できます。
九州電力のままプランを変えるほうが安い家庭もある
九州電力のスマートファミリープランを契約中で月520kWh前後までの家庭は、同じ九州電力の従量電灯Bに変えるだけで、2026年10月分の単価では電気代が下がります。昼間に沸き上げる給湯器を持つオール電化住宅は、電化でナイト・セレクトからおひさま昼トクプランに変えるほうが、オクトパスエナジーに切り替えるより安くなります。
オール電化住宅で昼間に沸き上げる使い方ができる家庭は、電化でナイト・セレクトからおひさま昼トクプランに変えると、2026年10月分の単価による試算で月1,434円安くなります。試算の前提は昼型のオール電化オクトパス−サンシャインと九州電力の電気代で示しています。
| 契約と使用量 | スマートファミリープラン | 従量電灯Bに変更 | オクトパスエナジー(安いほう) |
|---|---|---|---|
| 30A・150kWh | 4,865円 | 4,795円 | 4,803円 |
| 30A・210kWh | 6,701円 | 6,602円 | 6,595円 |
| 40A・300kWh | 9,770円 | 9,629円 | 9,580円 |
| 50A・410kWh | 13,660円 | 13,588円 | 13,128円 |
| 50A・500kWh | 16,584円 | 16,569円 | 16,010円 |
スマートファミリープランの家庭は、オクトパスエナジーに切り替えたほうが安い使用量が多いものの、従量電灯Bに変えれば月15〜141円下がり、燃料費調整額の上限も付きます。2年契約割引(月あたり約64円)を含めても、50A・410kWhまでは従量電灯Bのほうが安くなります。
従量電灯Bとスマートファミリープランの間の変更は、九州電力のインターネットで申し込めます(九州電力「よくあるご質問」)。加入から2年未満のスマートファミリープランは2年契約割引の精算がある場合があるため、変更の前に九州電力に確認してください。
オクトパスエナジーと九州電力の比較でよくある質問
Q
オクトパスエナジーの欠点は何ですか?
A
オクトパスエナジーの九州向けの料金で気をつけたい点は、グリーンオクトパスの燃料費調整額に上限がないこと、契約から1年間はプランと契約アンペアを変更できないこと、九州電力のセット割引やポイントがなくなることの3つです。九州電力の従量電灯Bから切り替える家庭は、燃料価格が上がると損をしやすくなります。詳しくはオクトパスエナジーに乗り換えて損をする条件で説明しています。
Q
九州ではオクトパスエナジーのほうが九州電力より安いですか?
A
九州電力の従量電灯Bと比べると、2026年10月分の単価では月200kWh以上使う家庭はオクトパスエナジーのほうが安く、30A・月150kWh前後の家庭は九州電力のほうが安い結果です。差は多くの家庭で月数十円から200円台で、契約50A以上ならシンプルオクトパスで月339円以上の差がつきます。使用量ごとの金額はオクトパスエナジーと九州電力の電気代の使用量別試算で確認できます。
Q
オクトパスエナジーの九州電力エリアの単価はいくらですか?
A
グリーンオクトパス(九州電力エリア)の電力量料金は、120kWhまで18.20円、300kWhまで23.00円、300kWh超25.50円で、基本料金は10Aにつき1日10.38円です。シンプルオクトパスは基本料金0円で一律27.84円です。
Q
オクトパスエナジーは怪しい会社ではないですか?
A
オクトパスエナジーを運営するTGオクトパスエナジー株式会社は、東京ガスとイギリスのオクトパスエナジーグループが設立した合弁会社で、小売電気事業者の登録番号はA0793です(オクトパスエナジー「企業概要」、グリーンオクトパス2026-04定義書)。訪問販売で勧誘された場合は、その場で契約せず、オクトパスエナジーの訪問販売で確認することを確かめてください。
Q
オクトパスエナジーに切り替えると停電しやすくなりますか?
A
オクトパスエナジーに切り替えても、電気はこれまでと同じ送配電網で届くため、停電のしやすさは変わりません。オクトパスエナジーの公式サイトでも、大手電力会社の送電網を使うため安定性はそのままと案内しています(オクトパスエナジー公式サイト)。
Q
福岡や離島でもオクトパスエナジーに切り替えられますか?
A
オクトパスエナジーは、沖縄県と離島を除く全国で電気の契約を受け付けているため、福岡県を含む九州7県の本土では切り替えられます。九州電力の離島の供給エリアに住んでいる場合は申し込めないため、公式サイトで郵便番号を入力して対象かを確認してください(オクトパスエナジー「よくあるご質問」)。
Q
オクトパスエナジーに切り替えるとき、九州電力に解約の連絡は必要ですか?
A
同じ住所で電力会社だけを切り替える場合、九州電力への解約の連絡は必要ありません。現在の電力会社の解約手続きは、本人の同意にもとづいて切り替え先の電力会社が行うことができます(資源エネルギー庁「電力会社の切り替え方法」)。引っ越しを伴う場合は、いまの住所の電気を止める手続きを自分で行います。
Q
オクトパスエナジーの燃料費調整額はどう推移していますか?
A
オクトパスエナジーの九州電力エリアの燃料費等調整単価は、2026年6月分の1.37円から10月分の2.52円まで、5か月で1.15円上がりました。同じ期間の九州電力の従量電灯Bは上限が効いたため1.29円から1.97円の上昇にとどまっています。月ごとの値は2026年のグリーンオクトパスと九州電力の燃料費調整単価の推移で確認できます。
オクトパスエナジーと九州電力の比較まとめ
九州電力の従量電灯Bと比べると、2026年10月分の単価では、月200kWh以上使う家庭はオクトパスエナジーのほうが安く、契約アンペアが大きいほどシンプルオクトパスの差が広がります。一方で、月150kWh前後の30A契約の家庭、契約電力10kW以下のオール電化住宅、九州電力のセット割引を受けている家庭は、九州電力のほうが安くなります。
- 月200kWh以上の家庭は、グリーンオクトパスが九州電力の従量電灯Bより安い
- 40A以上の家庭は、シンプルオクトパスがどの使用量でも従量電灯Bより安い
- 契約電力10kW以下のオール電化住宅は、夜型も昼型も九州電力のプランが安い
- ガスセットやまとめてあんしん割を使う家庭は、割引の減少で九州電力が有利になりやすい
- 従量電灯Bから切り替えると燃料費調整額の上限がなくなり、燃料価格が上がると差が縮む
- スマートファミリープランの家庭は、九州電力の従量電灯Bに変えるだけでも安くなる
両社の差は月数十円の家庭が多く、その差は燃料費調整額によって毎月入れ替わります。判断に迷ったら、まず検針票で契約中のプラン・契約アンペア・直近の使用量を確認し、オクトパスエナジーと九州電力の比較の結論で自分に当てはまる行を探してください。
オクトパスエナジーは解約金が原則かからず、試してから九州電力に戻せます。ただし割引期間中に解約すると残りの割引は付与されず、時間帯別の旧プランに戻れるかは事前に九州電力への確認が必要です。
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※内訳:本ページ経由の新規申込みでもれなく4,000円割引+友達紹介割8,000円割引
※「友達紹介割」は新規申し込み時には適用されず、契約後に友達を紹介することで適用されます。
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